【ゲンキの時間】夏便秘を防いで腸をオアシス化する方法を松生恒夫さんが解説!

夏便秘を防いで腸をオアシス化
2024年6月30日放送の健康カプセル!ゲンキの時間は~絶好”腸”県に学ぶ~夏便秘を防ぐ腸のオアシス化でなどについて紹介されました!
教えてくれたのは松生クリニック 院長 医学博士の松生恒夫さんです。

夏便秘を防いで腸をオアシス化する方法

夏便秘の原因

夏便秘の原因①水分不足

松生恒夫さんによると、水分を摂っても実際に便(大腸)に行くのはそのうちの約2%とのでした。
それに加えて夏は大量の汗をかく事で便に含まれる水分量が減少するため、便秘になりやすいとのことです。

夏便秘の原因②身体の冷え

エアコンなどで身体が冷えると腸に行く血流が減り腸の活動が鈍ってしまうとのことです。

夏便秘の原因③食欲不振

暑さで食べる量が減ると便の材料が減ってしまいます。
すると水分や食物繊維の摂取量も減ってしまうため便が硬くなったり出にくくなったりするとのことでした。

腸のトラブルが少ない絶好”腸”県

厚生労働省の「2022年国民生活基礎調査」によると、胃腸の不調が少ない県の1位は愛知県とのことです。
さらに便秘が少ない県でも愛知県が2位にランクインしています。

2022年国民生活基礎調査

胃腸の不調が少ない
1位:愛知県・2位:鳥取県・3位:山梨県

便秘が少ない
1位:沖縄県・2位:愛知県・3位:神奈川県

愛知に学ぶ腸のオアシス化の秘訣①朝のモーニング

愛知の朝の定番「モーニング」

朝食を摂ると、胃と腸のぜん道運動が活発になるとのことです。
そのため朝しっかりと食べる愛知県のモーニング文化はとても重要とのことでした。
実際、朝食を食べる頻度は愛知県が1位という調査結果もあるとのことです。

腸内環境を整える「レジスタントスターチ」

愛知県のモーニングの定番メニュー「小倉トースト」。
小豆は食物繊維が豊富なのに加えて加熱された小豆のでんぷんは「レジスタントスターチ」という小腸で分解されにくいでんぷん(難消化性でんぷん)に変わります。
そのため大腸にまで届き食物繊維と同様の便を作る働きをしたり、善玉菌の餌になったりするため、腸内環境が改善するとのことでした。
さらにポテトサラダにも同じくレジスタントスターチが含まれているとのことです。
芋類や米に含まれるレジスタントスターチは加熱後に冷やす事で増える性質があります。
そのため冷めたおにぎりや冷製パスタなども腸内環境を整える効果が期待できるとのことです。

他のモーニングメニューにも腸に良いポイントあり!

愛知県のモーニングでは茶碗蒸しの他ゆで卵などの卵料理がよくついてくるとのことです。
茶碗蒸しは消化しやすいので胃腸に優しく具材に使われる枝豆などの豆類は食物繊維が豊富です。
さらに、同じく具材によく使われるしいたけなどのきのこ類も食物繊維が豊富なので腸にとても良いとのことです。

愛知に学ぶ腸のオアシス化の秘訣②味噌

地元に根付く伝統食材「味噌」

発酵食品の味噌に含まれる菌は腸内環境を改善する効果が期待できるとのことです。
さらに、味噌の中でも愛知県で愛されている「赤味噌」の赤色は「メラノイジン」という成分で赤味噌の発酵熟成の過程でできるものです。
メラノイジンには善玉菌を増やして便通改善・血糖値の上昇抑制・抗酸化力を高める効果が期待できるとのことです。

愛知に学ぶ腸のオアシス化の秘訣③キャベツ

出荷量日本一!腸に優しい「キャベツ」

愛知県はキャベツの出荷量が日本一。
産地が近いので食べている人も多いとのことです。
松生恒夫さんによると、キャベツは食物繊維が豊富なので便の材料になるとのことです。
さらに、キャベツはビタミンUやビタミンCが豊富に含まれているとのことです。
ビタミンUはキャベツから発見された、胃腸を保護してくれる成分。
ビタミンCにも腸のぜん動運動を刺激する効果が期待できるとのことでした。

腸をオアシス化する簡単レシピ:キャベツのうま煮

最後のリンク先を参照してください。

愛知に学ぶ腸のオアシス化の秘訣④運動習慣

腸の血流をアップさせる運動習慣

運動をすると腸の血流が増えて腸の働きが良くなるとのことです。
さらに、適度な運動の後は副交感神経が優位になります。
そのためリラックス効果があり腸の動きを活発にしてくれるとのことです。

愛知県で大人気!便通を改善する「ボウリング」

愛知県は、ウォーキングとゴルフをする人の数がともに47都道府県の中で第1位です。
さらに、年間でボウリングをプレーしている人の数も全国1位とのことです。
松生恒夫さんによると、ボウリングは全身運動で有酸素運動でもあるので、新陳代謝が良くなり胃腸の運動も活発になるとのことでした。
さらに、腰をひねる事によって腸も動くのでボウリングは腸にとって良い運動とのことです。

ひねって便秘改善!絶好”腸”ストレッチのやり方

1)イスに座ったまま身体を左右に向けてお腹をひねります。
2)右手をお腹の右側に当て左に向かって軽く押します。
3)左手をお腹の左側に当て下に向かって軽く押します。
松生恒夫さんによると、お腹をひねる事と軽く押す事で溜まったガスを移動させ排出しやすくなるとのことです。
1日1~2分行うと腸内環境の改善が期待できるとのことでした。

便秘が少ない県1位!沖縄県の腸のオアシス化の秘密

秘密①カツオ節

沖縄県はカツオ節の消費量が日本一で全国平均の約4倍とのことです。
松生恒夫さんによると、カツオ節はうま味成分であるイノシン酸やグルタミン酸などが豊富で、
このうまみ成分には胃腸の運動を活発化させる作用があるので腸内環境を改善する効果が期待できるとのことです。

秘密②海藻

沖縄県で同じく消費量の多い昆布・海ぶどう・もずくなどの海藻類は、
便を軟らかくする水溶性食物繊維が豊富なので排便をスムーズにする効果が期待できるとのことです。

秘密③キウイ

沖縄県で輸入量が右肩上がりになっているキウイは、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がどちらも多く、便通改善に効果が期待できるとのことです。

松生恒夫さんおススメ!甘酒とキウイのスムージー

最後の夏の最強腸活スムージーの作り方を参照してください。

まとめ

参考になれば幸いです。
【ゲンキの時間】キャベツのうま煮の作り方を紹介!松生恒夫さんのレシピ
【世界一受けたい授業】夏の最強腸活スムージーの作り方を紹介!松生恒夫さんのレシピ
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最後までお読みいただきありがとうございました。