2023年10月29日放送の健康カプセル!ゲンキの時間はいくら食べても満足できない「沼味覚」肥満・生活習慣病に!?”沼味覚”の恐怖と脱出法について紹介されました!
教えてくれたのは東海大学医学部 健康管理学領域 主任教授 医学博士の西﨑泰弘さんです。
目次
血管年齢老ける原因と若返らせる方法
血管年齢の基礎知識
血管年齢について
血管年齢は血管のしなやかさをもとに算出したもので同じ年齢の方でも血管年齢には差があるそうです。
血管年齢の測定は一部の人間ドックなどで健康チェックのために受ける事が可能です。
現在は市販の血管年齢測定器もありますので気軽に測定することができます。
血管を若く保つ事は脳梗塞など血管に関するの病気予防につながるそうです。
血管年齢を左右するポイント①「食事」
血管年齢に差が出る原因「塩分と動物性脂肪の摂りすぎ」
塩分を過剰摂取すると血液中の塩分濃度を下げようとして血液の量を増やします。
すると血管壁に圧力がかかり動脈硬化を進めてしまい血管年齢を上げてしまうそうです。
一方、肉類に含まれる動物性脂肪を過剰に摂ると血液中に悪玉コレステロールが増える原因になるそうです。
血管内にプラークと呼ばれるコブが作られて動脈硬化が進み、同じく血管年齢が上がってしまうそうです。
また、コレステロールの摂りすぎにも注意が必要です。
例えば、焼き鳥の場合「もも肉(若鶏皮なし)」は 100g中87mgなのに対し、「砂肝」は2倍以上の200mg。レバーに至っては3倍以上の370mgも含まれているそうです。
血管年齢を若く保つポイント「野菜中心の食事」
野菜に含まれる食物繊維は、摂り過ぎた糖分や脂肪を排出してくれるため、血管年齢を若く保つのにとても大切だそうです。
中でも、西﨑泰弘さんおススメの食材は「トマト」。
体内で作られる活性酸素は過剰になると血管壁を傷つけ血管の老化に繋がってしまいますが、
「トマト」に含まれる「リコピン」には活性酸素を除去する抗酸化作用があり、血管の老化を防ぐ働きがあるそうです。
野菜中心の食事でも血管年齢が高くなる意外な落とし穴
西﨑泰弘さんによると、野菜中心の食事でも、動物性たんぱく質に含まれるアミノ酸が不足していると血管を老けさせる可能性があるそうです。
アミノ酸は、私達の血管や細胞を形成するのに必要な成分の1つです。
その中かには「必須アミノ酸」と言って人間の身体の中では作れないアミノ酸があり、動物性たんぱく質の中にはそれがすべて含まれているそうです。
夜遅い食事が血管を老けさせる!?
夕食の時間が遅くなると、どうしても就寝までの時間が短くなります。
するとエネルギーが消費しきれず糖分やコレステロールが増え、血管を老けさせる原因になるそうです。
西﨑泰弘さんによると、眠りにつく2~3時間前には食事を終えておくのが理想的です。
食事内容はもちろん、食べる時間も注意しましょう。
血管若返りにオススメの食材は「サバ缶」!
サバなどの青魚に豊富な「EPA」は血液中の善玉コレステロールを活性化させ、悪玉コレステロールの上昇を抑えたり、プラークを除去したりして血管を若返らせる効果が期待できるそうです。
ただし、青魚に含まれるEPAは火を通す時など空気に触れてしまうと酸化が進み効力が薄れてしまうのそうです。
その点缶詰は生魚を缶に入れて調理するため、酸化が起こりにくく効率よくEPAを摂取できるそうです。
食事は「よく噛んで腹八分目」を目指す!
食事をする際は、よく噛んで腹八分目を目指す事も血管年齢を若く保つのに大切な事です。
腹八分目で止めるのは難しいですが、毎朝体重計に乗り、いつもより重い時はその日の食事量を減らすと良いそうです。
血管年齢を左右するポイント②「運動」
西﨑泰弘さんによると、運動を習慣的に行うと、血圧が上がりにくくなるのそうです。
結果血管への負担が減るため、血管の老化予防につながるそうです。
西﨑泰弘さんおススメ!座ったままできる「かかと上げ下げ運動」
1)椅子に座った状態でかかとを繰り返し上げ下げします。
2)1セット30回、1日3セットを目標に行います。
ふくらはぎの筋肉は、別名「第2の心臓」と言われ、動かす事で全身の血流がアップして短時間でも運動効果が得られやすいそうです。
さらに血流がアップすると一酸化窒素(NO)という物質が放出されます。
一酸化窒素は血管の緊張をゆるめ柔らかする働きがあるそうです。
血管年齢を左右するポイント③「ストレス」
日々のストレスが血管を老けさせる!?
人間には緊張状態で働く「交感神経」とリラックスした状態で働く「副交感神経」の2つの自律神経があります。
ストレスがかかると交感神経の働きが優位になって血管を収縮させ、血圧を上げてしまう原因になるそうです。
ストレスを解消するポイントは「睡眠時間」
ストレスを解消するポイントの1つが睡眠時間です。
睡眠にはストレスを解消する働きがあり、睡眠不足は血管年齢を高くする原因になってしまうそうです。
血管年齢を若く保つポイント「毎日の入浴で熟睡に導く」
西﨑泰弘さんによると、熟睡するために大事なのが「入浴」だそうです。
お風呂に浸かる事で、身体をリラックスさせる「副交感神経」のスイッチが入ります。
就寝の1~2時間前に入ると入浴後の体温低下で眠気が引き起こされ、スムーズな入眠につながるそうです。
お風呂の温度は39℃~41℃にするのがポイント、熱すぎると、リラックスを通り越して緊張を与えてしまうそうです。
※サバ缶とトマト缶を使った簡単レシピを最後にリンクしています。
たった1週間で最大15歳も若返り!?「血管若返り3箇条」
血管若返り3箇条
1)サバを週3回食事に取り入れます。
2)かかと上げ下げ運動1日3セット。
3)就寝1~2時間前に入浴。
継続していく事が大切
番組で上記の「血管若返り3箇条」を1週間実践したところ、3人中全員の血管年齢が若返ったそうです。
中には、マイナス15歳という驚きの結果が出た方もいたそうです。
西﨑泰弘さんによると、意識しない生活に戻ると血管年齢も元に戻ってしまうので、継続していく事が大切だそうです。
不安な方はぜひお試しください。
まとめ
参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。