2019年8月20日放送のあさイチはクイズとくもりで、夏を“ナッツ”で乗り切ろうが紹介されました。
暑い時に大活躍するナッツ。夏はナッツで乗り切ろうぜ!実はナッツには人間に必要な5大栄養素が全て含まれていてと食物繊維なんかもたっぷり。
小さな一粒にしっかりパワーあふれているんです。
なので、夏の肌トラブルにもそしてキンキンの冷房による冷え性。夏バテ対策にだって効果が期待できるんです!
しかし、ナッツと言ってもその数約300種類。種類によって「栄養」も「効果」もさまざま。
それぞれの特製を知ればより効果的にナッツの恩恵を預かれるんです。
ナッツについて教えてくださったのは、慶應義塾大学医学部 教授 ナッツ博士こと 井上浩義先生(ナッツ研究のスペシャリスト)です。
夏を“ナッツ”で乗り切ろう
番組はまず、東京目黒のナッツ専門店へ。ここには多くの種類があり、何を選べば良いのか分からないという場合は、 この店舗のアドバイザー 管理栄養士 豊永彩子先生がアドバイスくれます。
夏の日焼け対策におすすめのナッツの組み合わせとは?
- アーモンド
- 赤ミルク
- ピスタチオ
アーモンド:ビタミンE⇒老化物質を抑える働きがあります。
赤ミルク:オメガ3脂肪酸⇒肌の炎症に効果があります。
そしてナッツに多く含まれる食物繊維⇒肌の新陳代謝を促します。
夏バテ気味(食欲不振)におすすめのナッツの組み合わせとは?
豊永彩子先生がいう夏バテの症状をケアするおすすめのナッツとは?
- アーモンド
- ピスタチオ
- カシューナッツ
- ピーカンナッツ
夏バテ不足する栄養素を補います。
アーモンド:たんぱく質、ミネラル、ビタミン類など
カシューナッツ:鉄分・亜鉛など
ピスタチオ:カリウム・食物繊維など
ピーカンナッツ:マグネシウムなど
これだけでも十分効果がありそうですが、さらなる秘策が!
Q.ミックスナッツに夏バテ解消効果アップに加える物は?
- いり大豆
- 野菜チップス
- 昆布
- 干し芋
正解は「昆布」でした。
夏場はたくさん汗をかいてミネラル・ナトリウムを失いがちなので、それを補給できるのと、 昆布に含まれている旨み成分グルタミン酸が弱ってしまいがちな腸の粘膜のケアに役立ってくれるそうです。
夏場汗をかくため、塩分が不足しがち、素焼きナッツでは塩分が補えない⇒昆布で塩分を!
ただし、昆布は、ダシ用の硬いものではなく、おつまみ用の塩分が効いた昆布をプラスしてください。
そもそもナッツとは?
井上浩義先生が解説してくれました。
木の実の種ではなく、種の中にある「仁」のことです。
梅干しの種の中に白いものがありますが、それが「仁」です。
ナッツの5大栄養素:脂肪・炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラル+食物繊維
アーモンド:「若々しさ」ビタミンE⇒抗酸化作用、食物繊維(ナッツで一番/芋の約5倍)
クルミ:「血液サラサラ」オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)⇒血液・血管に◎
メラトニンが増え⇒安眠など
カシューナッツ:「筋骨隆々」たんぱく質⇒筋肉に◎、ビタミンK⇒骨の形成に◎など
マカダミアナッツ:「天然オイル」パルミトレイン酸⇒石けん、ローションなどにも、体の内外から美容効果など
ピスタチオ:「むくみ解消」カリウム⇒高血圧予防に◎むくみ解消にも、フラボノイド⇒抗酸化作用など
ピーナッツ:5大栄養素、レスベラトロール⇒長寿遺伝子を活性化、薄皮に多くのポリフェノールを含んでいるそうです。
ですので、薄皮も一緒に食べましょう。
ちなみにピーナッツは「マメ科」
ナッツここに注意!
人によってアレルギー反応も⇒病院で検査を
食べ過ぎは?⇒おすすめは1日25gほど(高カロリーに注意/目安片手一杯)
豊永彩子先生おすすめ 2019“スーパーナッツ”ザ・ワールド
南米ペルー:「サチャインチナッツ」オメガ3脂肪酸&植物性プロテインが豊富。「インカの宝石」とも呼ばれているそうです。
ブラジル:「ブラジルナッツ」1粒がかなり大きい(長さ約3.5cm)美容効果のあるパルミトレイン酸が豊富。
フィリピン:「ピリナッツ」マグネシウム・リン・カリウム・カリシウム・鉄などミネラル類が豊富。
アメリカ:「ピーカンナッツ」オメガ3脂肪酸が豊富。栄養価高い
スペイン:「タイガーナッツ」食物繊維がアーモンドの3倍以上
ナッツをもっとおいしく食べるには?
ナッツ料理研究家 音仲沙良先生が教えてくれました。
音仲沙良先生によると、ナッツを細かく砕けば、手軽に色んな料理に使えると言う事でした。
クラッシュナッツにすれば、うま味とコクがアップするそうです。
●カシューナッツのレシピ
ヨーグルトに砕いたカシューナッツを入れるだけで、糖質豊富⇒砂糖なしで優しい甘味に!
カシューナッツの油分⇒ヘルシーで濃厚な味わいに。
●アーモンドのレシピ
ポテトサラダのマヨネーズを通常の半分の量に抑える事ができます!
かつ塩は入れません(塩はローストのアーモンドで補うそうです)。
アーモンドのグルタミン酸⇒物足りなさをカバー
カロリー:通常475Kcal/音仲流246Kcalと約半分に!
松の実のレシピ
生のマッシュルームのマリネです。
マッシュルームの肉詰め風な見た目ですが、肉は使わずにかわりに松の実を使って作ります。
生のマッシュルームのマリネの材料(2人分)
▼ソース
- しょうゆ:小さじ1/2
- オリーブ油:小さじ1
- オレガノ(乾):少々
- 白こしょう:少々
- マッシュルーム:6個
- 松の実(砕いたもの):20g
生のマッシュルームのマリネの作り方
1.マッシュルームの軸を取り、合わせたソースを少量入れ10分ほどなじませます。
2.砕いた松の実と白こしょうを合わせ、それを1のマッシュルームに入れたら出来上がりです。
松の実の油分+マッシュルームのうまみで肉のような食べ応えだそうです。
クラッシュナッツの作り方
Q.ナッツを簡単に砕くため事前にする事は?
- ふやかす
- 加熱
- 冷凍
正解は「冷凍する」でした。
ナッツの50~60%が油分なので、常温=流動性あり、冷凍=固まり、組織がもろくなり割れやすくなります。
クラッシュナッツで作る究極の夏バテ解消メニュー
不足しがちな栄養素を補えて、食欲不振になる夏でも食べやすいサッパリした豆腐とナッツを使ったナッツバーグ。
ナッツバーグのレシピ
●ナッツバーグの材料
- 木綿豆腐:150g
- 鶏ひき肉:150g
- 卵黄:1個
- にんにく(すりおろす):小さじ1/4
- みそ:小さじ1+1/2
- 塩・こしょう:適量
- クラッシュナッツ(ピスタチオ・カシューナッツ・アーモンド):計50g
▼ソース
- ドライプルーン:3個
- 酒:大さじ1
- 水:大さじ1
- ウスターソース:大さじ1
●ナッツバーグの作り方
1.ポリ袋に豆腐、鶏肉、クラッシュナッツ、卵黄を入れ、2分ほどもみます。
ポイント:手も汚さず、洗い物も削減!
2.1をもんだら、2等分し、はさみで切ってフライパンにのせます。
3.弱火で3~4分両面を焼きます。
4.両面焼いたら水を加え、フタをして中火で3分蒸し焼きにします。
5.フライパンにソースの材料を入れ、混ぜながら煮詰めます。
6.ハンバーグができたら器に盛り、ソースをかけて出来上がりです。
普通のハンバーグよりも高たんぱく質で栄養もたっぷり入っているそうです。
美味しそうですね。
ナッツのビタミンB2・B6、たんぱく質を効率よくエネルギーに!
火を使わず焼かないハンバーグは下記から
⇒ 【まる得マガジン】夏に嬉しい!コンロ使わず焼かないハンバーグレシピ
サバ缶とマカダミアナッツのリエットのレシピ
●サバ缶とマカダミアナッツのリエットの材料
- サバ缶(水煮):1缶
- マカダミアナッツ(クラッシュ):40g
- プレーンヨーグルト:大さじ2
- カレー粉:小さじ1
- 塩・こしょう・レモン汁:適量
●サバ缶とマカダミアナッツのリエットの作り方
1.ボウルに入れたサバ缶の臭みを取るため全てを入れて混ぜるだけで出来上がりです。
料理名は長いですけど簡単ですね(笑)
最後に
ナッツは健康に良いのは分かっていますが、美味しすぎてついつい食べ過ぎてしまうので気をつけたいです。
止まらなくなりませんか?(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。