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【チョイス】糖尿病と言われたら合併症対策!検査治療予防を紹介!

チョイス@病気になったとき 糖尿病 合併症チョイス@病気になったとき
チョイス@病気になったとき 糖尿病 合併症

チョイス@病気になったとき2019年12月14日放送は、「糖尿病と言われたら 合併症対策」について紹介されました。
糖尿病になると血管が傷つけられ、放置すると様々な合併症を引き起こします。
失明したり、人工透析が必要になることも。さらに重症化すると、足の潰瘍、壊疽と足の切断につながることも。
ところが糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。突然、目と腎臓に合併症が見つかった43歳の男性は・・・。
糖尿病を発症する年齢ではないと思っていたのでビックリし、ショックを受けていました。
では、どうしたらいいのでしょうか?合併症を早期発見するための検査。治療そして予防まで教えてくれました。
教えてくれたのは、国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター臨床情報研究室長 坊内良太郎先生です。




糖尿病の合併症

講師:国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター臨床情報研究室長 坊内良太郎先生
司会:八嶋智人さん・大和田美帆さん

糖尿病の合併症とは?

●山田さん(仮名/67)女性の経験談
山田さんが糖尿病と診断されたのは45歳の時でした。
山さん「ちょっと太り始めたんですね。体調が悪かったので近所のクリニックに行った時に“血糖値が異常に高い”と言われた」
すぐに大きい病院を紹介され、検査した結果「結構血が300mg/dL」とかなり高い状態でした。
すぐに入院となった山田さんインスリン注射と薬で治療し、血糖値を安定させることができました。
ところが5年前、東京都新宿区 国立国際医療研究センターでの目の定期検査で異常が見つかったのです。
坊内良太郎先生によると、糖尿病網膜症には段階があるのですが、山田さんの場合は、3段階目の増殖網膜症まで進行していたと言います。

増殖網膜症っていったい何?
網膜とは目の奥にあるカメラで言うフィルムに相当する部分です。
光を電気信号に変え目に見えている物の情報を脳に送る役割をしています。

この網膜にはたくさんの細い血管が走っています。
糖尿病の進行によってこの血管が傷つき様々な障害が出るのが網膜症です。
まず小さな出血があったり、血液中の脂肪やたんぱく質が血管の外へ漏れ出します。

さらに進むと網膜の血管が詰まり、血流が悪くなります。
最終的には血流がなくなった所にもろい血管が新しく生え、破れて出血を起こします。
その結果、網膜剥離や失明に至る場合もあるのです。
山田さんのはこの重症の状態でした。
さらに、OCT(光干渉断層計検査)という網膜を3次元で調べる検査によると「黄斑(おうはん)浮腫」。

45歳から糖尿病の治療を続けてきた山田さん。それなのになぜ合併症を発症したのでしょうか?
山田さん「とにかく50代はすごく忙しかったこともあり、
血糖値のコントロールを最優先にできる環境ではなかったので、
外食が多かったし睡眠時間も少なかったなど規則的な生活ができなかった」そうです。
糖尿病の薬は飲み続けていたものの生活がかなり不規則だったため、
糖尿病が悪化、合併症を引き起こしたと考えられられました。

山田さんは眼科と内科の両方で治療を受けることになりました。
眼科では増殖網膜症の治療を新しく生えてきた血管をレーザーで焼いて出血を止めました。
さらに黄斑浮腫の治療としてむくみの原因となっていたVEGFという物質の働きを抑える薬を目に直接注射しました。
それに先駆けて行われたのが内科の治療です。
インスリンの分泌を促進する薬や血糖値を下げる薬で血糖値を300⇒100台まで下げました。
併せて食事療法、運動療法も受けました。

2週間後、無事退院した山田さんのチョイスは?
毎日1時間は歩く、そして野菜から食べる良く噛む、バランスの良い食事を続けているそうです。

●糖尿病網膜症の内科治療

・血糖のコントロール(食事・運動・薬)
・血圧のコントロール
高血圧は新生血管からの出血を起こしやすくする⇒降圧剤

Q.糖尿病網膜症の運動療法は?

一般的な糖尿病の運動療法
・有酸素運動(ウォーキングなど)
・レジスタンス運動(筋肉トレーニング)

増殖網膜症:運動で出血が起きやすいため、運動療法は主治医に相談してから

●糖尿病網膜症の眼科治療

・網膜光凝固術(レーザー治療)
新生血管を生やさない、出血を予防
治療時間:1回10~20分程度
症状によっては複数回必要

網膜光凝固術(レーザー治療)のリスク
・ぼやけて見える
・視野が少し狭くなる

・硝子体(しょうしたい)手術
新生血管によって硝子体出血や網膜剥離が続出して視力が低下するのをできるだけ防ぐことを目的とした治療です。
硝子体手術の時間:30~2時間程度

・抗VEGF抗体療法
繰り返し治療を行う必要があるそうです。

ステロイド局所注射(新生血管が発生していない場合)
ステロイド剤:血管から血液成分が漏れ出るのを防ぎ、むくみを元に戻す作用があります。

糖尿病合併症が併発したケース

●廣瀬廣美さん(43)の体験談
廣瀬さんの身体に異常が現れたのは2年前ことでした。
廣瀬さん「朝起きたら目が見えにくくなっていたので眼科に行ったら“糖尿病からくる目の病気”といわれ、
大きな病院で検査するように言われて、検査すると重症の糖尿病になっていることが分かったそうです。
国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科 丸山浩司先生によると、
随時血糖値が300~400mg/dLあり、少なくとも血糖値が高い状態が10年程度あったのではと推察されたそうです。
廣瀬さん「糖尿病を発症する年齢ではないと思っていたのでビックリしました。
急だったのでやはりショックでした」と話していました。

さらに驚いたことに合併症も次々に見つかったのです。
まず、糖尿病網膜症。さらに血液検査、尿検査をしたろころ、糖尿病腎症の2期というのが分かったそうです。

糖尿病腎症って何?
糖尿病腎症とは:高血糖状態が長期間続くことで毛細血管の塊である腎臓の糸球体がダメージを受け、 腎臓の老廃物をろ過する機能が働かなくなってしまう病気で重症化すると人工透析が必要になることもあります。
廣瀬さんの腎臓は幸いまだ軽症でした。そこで廣瀬さんのチョイスは?

2週間の教育入院:食事療法の指導を受けつつインスリンの分泌を促進する薬を組み合わせ、血糖値を下げていきました。
その結果、300を超えていた血糖値を100台に改善!腎臓の機能も回復しました。

丸山浩司先生によると、糖尿病腎症2期は早期の段階なので、血圧と血糖値のコントロールが十分できれば、腎臓も1期の状態に戻すことができると言う事でした。
回復した腎臓を守るためにも廣瀬さんはウォーキングを始め、これまでの食生活を大きく変えました。
廣瀬さん「今、思うとラーメンが好きでたくさん食べていたからかなと思います。
食事は量を気にせず食べていたが、先生に量を抑えて、回数をきちんと食べるように指導された」

糖尿病腎症の検査:尿検査⇒アルブミン値(たんぱく質)を測ることが必要になるそうです。

糖尿病の合併症の進行

糖尿病発症⇒5年(足のしびれ・痛み・感覚がなくなる神経障害)⇒7年(網膜症)⇒10年(腎症)⇒20~30年(失明・腎不全・切断)の恐れがあります。

糖尿病神経障害とは?

●古田アベリタさん(57)の体験談
34年前サンバのダンサーとして来日、その後結婚して日本で暮らしています。
古田さんが糖尿病と診断されたのは41歳の時でした。
古田さん「体がむくみ、すごく体重が増えてちょっとおかしいと思って病院へ行った」
坊内良太郎先生によると、検査をした結果、古田さんは重症の肥満だったため、
足のむくみがきっかけで糖尿病がたまたま見つかった形だったそうです。
ダンサーとして来日した20代の頃は体重は50kgでした。
ところが40代にはなんと117kgまで増えていたのです。
その理由は、古田さん「アイスクリーム好き、ケーキ好き、パスタ好き、日本のごはん美味しいから食べすぎ(笑)」

糖尿病と診断され、合併症がないか検査しました。
幸い、目や腎臓に異常は見つかりませんでしたが、神経障害の検査で異常が見つかったのです。
まずはアキレス腱反射から始まりました。
アキレス腱反射とは専用のハンマーでアキレス腱を軽く叩打すると足が底屈するという腱反射のひとつで、
古田さんは、左足は反応ありましたが、右足は反応しませんでした。

続いてモノフィラメント検査です。プラスチックのフィラメントで足の裏や甲を触り感覚があるかどうかを調べる検査です。
太さの違うフィラメントを使用し、左右どちらの足を触っているか目をつぶって検査します。
細いフィラメントでは左右どちらも反応がありません。
太さをだんだん変えていっても全く反応がありません。
最後に一番太いフィラメントで触ると、やっと反応しました。
両足の感覚が鈍くなっているのが分かります。

古田さんは糖尿病神経障害と診断されました。

糖尿病神経障害とは?
高血糖の状態が続くことで、血管が傷つき手足の末梢神経がダメージを受けるために、
しびれや痛みを感じたり、感覚がなくなったりする病気です。

坊内良太郎先生によると、小さなガラスの破片を踏んでも気付かないような人もいて
そういう傷がきっかけで足に感染を起こし、重症化すると、
潰瘍や壊疽、足の切断につながる場合もある中にはあるそうです。

そんな古田さんのチョイスは?
それはフットケア。こちらの病院ではフットケア外来があり、
看護師がそれぞれ患者さんに適した足の手入れ方法やケアの仕方を教えています。

フットケア足をしっかり観察
・傷の有無
・爪の状態
・ウオノメ・たこ・靴ずれの有無をチェックします。
国立国際医療研究センター病院 看護師 町川香代子さんによると、
きちんとセルフケアができているかチェックしているといいます。
一番の目的は、足に傷を作らないために、患者さん自身が自分の足をケアする方法を伝えるそうです。
そして足の切断につながることもあるため、足の病気を予防することが一番の目的なんだそうです。
現在のところ、神経障害を回避させる方法はないそうです。
悪化させないためには、フットケアと共に血糖をコントロールすることも大事です。

古田さんは食事と運動療法によって27kg減量。
400あった血糖値も130まで下げました。

息子さんに「人生変わらないと5年以内に亡くなるよ。だから頑張って痩せて」と言われたそうです。
息子さんに言われた通り頑張っているそうです。

糖尿病神経障害

足の障害の他にも、内臓の働きを調整する自律神経も傷害されると、
胃のもたれ、便秘、排尿障害、勃起不全(ED)なども現れます。

●フットケア
1.毎日、足の隅々まで見て触ってチェック(特に指と指の間)
2.足を丁寧に洗う
3.靴下を履く
4.靴は足の形に合った物を

糖尿病のフットケアの費用
3割負担の場合:1回700円程度

日本フットケア・足病医学会HP
フットケア指導士のリスト

最後に

高血糖が続くと今回の合併症だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まるますので、 早期発見には年1回の健康診断が重要ですし、定期的な眼科、タンパク尿、神経障害の検査を受けましょう。
そして暴飲暴食、運動不足にも気をつけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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