おはよう朝日です【認知症は脳の糖尿病だった?】最新の検査と認知症予防法

おはよう朝日です 認知症 糖尿病

2019年10月14日放送のおはよう朝日ですでは、認知症検査が出来る最新認知機能検査システムについて紹介されました。
予備軍を含めると65歳以上の高齢者4人に1人と言われる病気・・・それは認知症。
厚生労働省の推計によると2025年には認知症は軽度認知障害を含めると、
1000万人を超えて65歳以上の3人に1人の時代が来ると考えられています。
認知症なのかどうかこれまでの検査方法では様々な課題があって気軽に検査をするというのは難しい状態でした。
そんな中で最近大阪大学の研究グループが非常に簡単にストレスがない状態で、検査をする方法を開発しました。
そして、認知症と糖尿病気の相関が分かってきたのです。
認知症と糖尿病の相関について教えてくれたのはアンチエイジングの第一人者 臨床遺伝子治療学寄附講座 教授 森下竜一先生です。

認知症と糖尿病の相関

これまでの認知症検査は、専門の医師が患者に質問していました。

●従来の検査の問題点

  • 聞き方によって患者さんが感情的になる
  • 時間も20分くらいかかってしまう

新しい認知機能検査システムでは目の動きをセンサーが感知
⇒答えを「眺める」だけで検査ができるんです。
こちらなら、専門の医師がいなくても健康診断など手軽に検査できたり、
高齢者の運転事故防止にも期待が寄せられています。

森下竜一先生によると、糖尿病があると認知症のリスクが4.6倍に!?
アルツハイマー:認知症の一つで最も患者数が多いとされています。
森下竜一先生「アルツハイマーの原因として神経の変性を起こすアミロイドβというのがります。
アミロイドβはインスリン分解酵素によって普段は分解されているんです」

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通常はインスリンの働きで食後、血糖値の上昇を抑えてくれるのですが、
糖尿病になるとインスリンの働きが悪くなり、血糖値が上がります。
インスリン の働き良⇒血糖値が安定⇒アミロイドβを抑制
インスリンの働きが悪い⇒アミロイドβ増⇒アルツハイマー病のリスク上昇
特に糖尿病予備群の肥満の人はリスクが高いそうです。

森下竜一先生「完全に認知症になった場合、現状では治す薬はありません。
ところが、最近の研究で認知症は予防できることが分かってきて、
軽度認知障害(認知症の前段階)であれば、生活習慣病の改善で3~4割の人は元に戻る可能性があります」

つまり肥満にならないようにするなど糖尿病予防がそのまま認知症予防につながるということです。

認知症対策

魚や野菜中心のバランスのとれた食生活や適度に体を動かす習慣をつけること。
良くないのは、家でゴロゴロなど体も頭も使わない状態は危険です。
【きょうの健康】糖尿病対策!今すぐ始めたい生活習慣改善

【認知症】生活習慣以外の予防法

予定を立てて、それを楽しみにしながら手帳などに書き込んだり、できるだけ外に出て人と話すのも効果があります。
なので、少しでも早く変化に気がついて対策をすれば、進行を食い止められるかも知れません?

最後に

私の母は認知症だったのですが、一時期別居していて、母が同居したいと私の元へ来て同居したのですが、
環境が変わると、認知症が進行してしまうのかも知れません?
長年暮らしていた実家にいた時よりも症状が悪化し、そこが東日本大震災で耐震基準に満たないことが分かり、
退去を余儀なくされ、実家の近くなら良かったのですが、少し離れたところへ引っ越しました。
するとさらに症状が悪化し、息子の私も分からない状態にまでなりました。
ということで、住み慣れたところから離れるといけないのはないかと思いました。
やはり、家族や昔からの友人や知人がいるところで暮らした方が良いのかも知れません?
最後までお読みいただきありがとうございました。