【ゲンキの時間】内臓脂肪の正しい減らし方を片山隆司さんが紹介!

内臓脂肪の正しい減らし方

教えてくれたのはかたやま内科クリニック 院長 医学博士の片山隆司さんです。

その方法実は逆効果内臓脂肪の正しい減らし方

内臓脂肪の基礎知識

内臓脂肪とは?

「内臓脂肪」は胃や腸などの内臓の周りに付く脂肪の事です。
片山隆司さんによると、内臓の脂肪は悪玉のホルモンを出す事が多いそうです。
例えば、血糖値を下げにくくするホルモンや血圧を上げやすくするホルモンが多くなるとのことでした。
そのため、内臓脂肪を必要以上に溜まったままにしておくとお腹がぽっこりしてしまうだけでなく、
高血圧や高血糖などの生活習慣病につながったり、さらには心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたりするリスクも高くなるそうです。

実は内臓脂肪は落ちやすい!?

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、これら2つは貯金によく例えられるそうです。
・皮下脂肪:たまりにくく落ちにくい「定期貯金」。
・内臓脂肪:出し入れが簡単な「普通預金」に似ており、
たまりやすく落ちやすいので正しく取り組めば落ちやすい脂肪だそうです。

お腹へこませ大作戦~食事編~

ドレッシングなしが逆効果!?

サラダを食べるなら、大根サラダなどの淡色野菜よりも緑黄色野菜の方が、栄養価が高いのでおススメです。
そしてダイエットのためになるべく油を控えようとサラダにドレッシングをかけないのは逆効果になってしまうそうです。
トマトなどの緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、「脂溶性のため油と一緒に摂取する事で効率的に栄養素を摂取」できるとのことでした。
さらに緑黄色野菜などに含まれるビタミンなどの栄養素が不足すると代謝が悪くなり脂肪も燃焼しにくくなってしまうそうです。

たんぱく質が必要不可欠!?

たんぱく質を摂る事で「痩せホルモン」といわれるGLP-1が腸から分泌され、脳の満腹中枢を刺激してくれるそうです。
そのため、たんぱく質はダイエットに絶対に必要な栄養素とのことでした。
動物性のたんぱく質では低カロリーな魚などがおススメだそうです。

お腹へこませ大作戦~運動編~

運動習慣がない人は少しでも歩く事が大事

現在厚生労働省では1日の歩数を
・男性は9200歩程度
・女性は8300歩程度を目標にする事を推奨しているそうです。
歩幅や速度によって変わりますが、大体1000歩で30kcalを消費するとのことでした。
そのため運動習慣がない人は少しでも歩く事が大事だそうです。

姿勢がぽっこりお腹に拍車をかける!?

片山隆司さんによると、椅子に座っている時に前屈みやお腹が潰れるような姿勢でいると、内臓脂肪が燃えにくいといいます。
さらに猫背は内臓の位置が下がってしまい、ぽっこりお腹の原因になってしまう事もあるそうです。

筋力トレーニングも大切!

年齢と共に代謝が下がっていき、エネルギーを消費しにくくなるので太りやすくなってしまうそうです。
その原因は筋肉が減ってしまう事。
20~30代の筋肉を取り戻して代謝を戻すためには、筋力トレーニングが欠かせないとのことでした。
おススメはスクワットなど身体の中で一番大きい下半身の筋肉をしっかり鍛える事です。
散歩などの有酸素運動と一緒に行う事で効率的に脂肪を燃焼する効果が期待できるそうです。

ダイエットの落とし穴

ゴールを決めるとリバウンドしやすい!?

片山隆司さんによると、「夏までに10kg痩せる」「同窓会まで5kg痩せる」など、ゴールを決めて行うダイエットは要注意です。
ゴールに向けて無理に痩せようとすると、極端な食事制限をしてしまいがちですが、
無理な食事制限をすると身体が飢餓状態と勘違いして脂肪を溜め込みやすくなるとのことでした。
そのため、ダイエットの後に普通の食事に戻すと簡単にリバウンドしてしまうそうです。

朝食を抜くと逆効果!?

カロリーを抑えようとして朝食を抜くダイエットはNGだそうです。
朝食を抜くと血糖値が下がり、その後の食事で大きく上がります。
1日の血糖値の変動が大きいと生活習慣病になりやすくなったり、
内臓脂肪が燃えにくかったりするような状態を作りやすくなってしまうとのことでした。

お腹へこませ大作戦!~実践編~

おススメ食材は「トマト」「鯖」

トマトには「リコピン」という抗酸化物質が豊富に含まれています。
このリコピンは内臓脂肪の元である「中性脂肪」を下げる効果が期待できます。
鯖には内臓脂肪を燃やすDHAなどが豊富に含まれているそうです。

緑黄色野菜にはオリーブオイルとお酢

緑黄色野菜を食べる時は「小さじ1杯のオリーブオイル」と「大さじ1杯のお酢」を混ぜたドレッシングがおススメです。
油は緑黄色野菜の栄養素を効率良く吸収する事ができるとのことでした。
そしてお酢に含まれる「酢酸」は内臓脂肪を減らしたり、
食後の血糖値の上昇を抑えたり、高血圧を抑制したりする効果が期待できるそうです。

シリアルは無糖ヨーグルトと合わせて

リアルは少量でもエネルギーが高めだそうですが、
しっかりと噛んで食べられるため、満腹中枢を刺激する事ができるとのことでした。
カロリー控えめな無糖のヨーグルトと合わるのがおススメだそうです。

「座ったまま良い姿勢作戦」でエネルギーを消費!

イスに座る時は、まず足を手前に引いて平行にします。
そして骨盤を立てて背筋を伸ばすと、身体に負担がかからず正しい姿勢になるのでおススメです。
体幹・足・筋肉をしっかり使う事ができるのでエネルギー消費も増えるそうです。

家事でエネルギー消費をアップ

人が1日に消費するエネルギーのうち、20~30%が身体活動によるものだそうです。
そのうち一番多いのは移動などの「歩行」です。
そして2番目に多いのが「家事」などによるエネルギー消費とのことでした。
そのため普段の運動量が少ない人には掃除もおススメです。
高いところに手を伸ばすなど、しっかり体を動かすと掃除だけでもエネルギー消費が増えるそうです。
他に「階段をゆっくり上る」のもおススメです。ゆっくり上る事でより負荷がかかり、効率良く筋力アップを目指せるそうです。

正しく取り組んで内臓脂肪を減らしましょう

片山隆司さんによると、内臓脂肪は正しく取り組めば減らしやすい脂肪だそうです。
肥満の成り立ちが人それぞれ異なるように痩せ方も人それぞれです。
そのため自分に合った方法を見つけるためにも、できそうなものから始めてみると良いそうです。

まとめ

参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。

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