【ゲンキの時間】股関節の痛み改善3Dジグリングのやり方を高平尚伸さんが伝授!

股関節の痛み改善3Dジグリング
2024年2月25日放送の健康カプセル!ゲンキの時間は「股関節痛」放置すると最悪”寝たきり”名医が教える「股関節」の痛み・違和感を予防・改善する方法で変形性股関節症に有効な運動療法1日たった1分の3Dジグリングのやり方などについて紹介されました!
教えてくれたのは北里大学大学院 医療系研究科 教授 整形外科医 医学博士の高平尚伸さんです。

股関節の悩みを簡単に予防・改善!「3Dジグリング」

股関節が痛い時に安静はNG!?

高平尚伸さんによると、股関節が痛い時に安静にするのは要注意だそうです。
病院に行かず、安静にし続けていると痛みが取れないどころか下半身の筋力低下につながる事があるとのことでした。
下半身の筋力が低下すると関節を支えられなくなり、骨同士が直接擦れて変形性股関節症になる恐れがあるそうです。

股関節の機能低下」簡単チェック

股関節の機能が低下すると痛みや違和感が生じる事があるそうです。
股関節の機能が低下していないかチェックしてみましょう。

股関節の機能低下がわかる「2ステップチェック」のやり方

痛みのある方は無理に行わないでください
2名以上で行ってください
1)スタートラインを決めてつま先を揃えます。
2)できるだけ大股で2歩歩きます。
3)スタートラインからかかとまでの距離を身長で割ります。
※2回行って良い方の数値を採用します。
・例:2歩の距離(246cm)÷身長(176cm)=結果(約1.4)

結果

・1.3以上: 問題なし
・1.3未満~1.1以上:低下が始まっています。
・1.1未満~0.9以上:機能が低下しています。
・0.9未満:機能が低下し、 社会参加に支障をきたしています。

股関節のお悩みを簡単に予防・改善!「3Dジグリング」

「3Dジグリング」とは?

・ジグリングとは:貧乏ゆすりのことです。
貧乏ゆすりの場合、股関節は上下にしか動きませんが、高平尚伸さんが考案した3Dジグリングは股関節を立体的にぐるぐる動かす運動療法で
痛みがない人も今のうちから3Dジグリングを始めると股関節痛の予防になるそうです。

3Dジグリングの効果

1)痛み改善
2)違和感改善
3)痛み・違和感予防
高平尚伸さんによると、股関節を動かすと「滑液(かつえき)」という液体を股関節に充満させる事ができるとのことです。
滑液は重力などで関節内に偏っている事が多く、そのままだと関節がうまく動かず炎症などを引き起こす事があるそうです。
3Dジグリングを行うと滑液が関節全体に行き渡るため関節の動きがスムーズになり痛みや違和感の改善・予防につながるとのことでした。
骨に変形がある場合も違和感なく動かせるようになるそうです。

筋トレ・軟骨再生などの効果も!

3Dジグリングを行うと関節の潤滑油「滑液」が徐々に行き渡り関節がスムーズに動くようになります。
同時に、スクワットと同じ太もものトレーニングにもなるため、下半身の筋力が低下している人にもオススメとのことでした。
さらに滑液には軟骨の栄養分が含まれているため、長く続けると軟骨の再生の可能性も期待できるそうです。

股関節の痛み改善1日たった1分の3Dジグリングのやり方

1)背筋を伸ばして足を肩幅に広げて立ち、両手を股関節の付け根に添えます。
2)両ヒザと股関節をやや深く曲げ、腰を落とします。
3)骨盤を右回りに大きくゆっくりと10回回します。
4)骨盤を左回りに大きくゆっくりと10回回します。

注意点

骨盤を前に出した時に痛みが出る場合はお尻を後ろに出したままで回してください。
1日1回行うだけで効果が期待できるそうです。
高平尚伸さんに変形性股関節症の手術を相談に来ていた方もこの3Dジグリングで痛みが和らいでいるとのことでした。

平均10日で退院!?人工股関節手術

3Dジグリングでも痛みが治まらないほどの変形性股関節症の場合は健康寿命の延伸の観点から人工股関節に取り換える手術を勧める場合があるそうです。

人工股関節手術について

現在の人工股関節の耐用年数は30年もあり、40~50代の患者も増えているそうです。
手術では骨盤を削って受け皿を入れ、次に大腿骨の頭を取り除いて器具を埋め込みます。
そして骨盤の受け皿に嵌め込めば手術終了だそうです。

平均10日で退院!?最新の人工股関節手術

これまでの人工股関節の手術はお尻の筋肉「大殿筋」を切って股関節にアプローチする方法が主流だったそうです。
一方最新の「最小侵襲手術」は筋肉を切ることなく、スキマから股関節にアプローチするというもので高度な技術が求められますが、手術時間は約2時間、平均10日ほどで退院出来るそうです。
高平尚伸さんによると、患者さんへの負担が少ないので、リハビリも早くなり場合によってはスポーツに復帰する事も可能なレベルまで回復できるのとのことでした。
「最小侵襲手術」は現在約40%の整形外科で行われているとのでしたので詳しくは医療機関にお問い合わせください。

まとめ

参考になれば幸いです。
【あさイチ】股関節エクササイズのやり方を中村格子さんが紹介!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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