【主治医が見つかる診療所】体のコゲとサビを防ぐ焼肉の食べ方と血糖値を乱高下させない痩せる食事法

主治医が見つかる診療所 体のコゲ 体のサビ

体のコゲとサビを防いで若返るぞスペシャル!

体内の「コゲ」

Q.体のコゲとは?
コゲ=「糖化」
糖化とは:人間の体内のタンパク質に糖がくっつき体の中がコゲつくこと。
体のコゲの原因⇒糖の摂り過ぎ
「糖」とは甘いものに含まれる「砂糖」や果物に含まれる「果糖」などの他、糖+食物繊維=「炭水化物」が含まれています。

こうしてできたコゲは「終末糖化産物(AGE)」と呼ばれ老化をどんどん進行させるのです!

コゲは様々な恐ろしい病気の原因に関わっているそうです。
番組主治医 秋津医院 院長 循環器内科 秋津壽男先生によると、
見た目の老化でよくいう、シミやソバカスはまだカワイイ方ですが、
実は一番怖いのは、体の中の血管の糖化で血管由来の脳梗塞、心筋梗塞、腎障害からくる透析、 目の方に来ると網膜症、白内障失明のリスクが出てきたり、
脳の方に来ると脳出血認知症と色んな怖い病気の引き金になっていくそうです。

番組主治医 札幌禎心会病院 脳疾患研究所 所長 脳神経外科 上山博康先生によると、
認知症は一般的にAGEではなく、アミロイドβタンパクがたまるといわれているそうで、
AGEがたまるような体質の人はアミロイドβもすごくたまり、認知症の率が約3倍高くなるそうです。

体がコゲつく食生活

・揚げ物:AGEが多い
・焼肉:
食べ物のコゲついた色が糖化物質のAGEの色
・毎日の量の多い飲酒:
お酒が代謝されるときにできる物質(アセトアルデヒド)からAGEができるそうです。
顔が真っ赤になる人などお酒に弱い人はAGEがたまりやすいそうです。
お酒を飲んで顔が赤くなる人:アセトアルデヒドが体に残りやすく体内がコゲやすいので注意が必要です。
お酒の適量:
日本酒:1合
ビール:中ビン1本
ワイン:グラス2~3杯まで
お酒のおつまみ:乾き物はAGEがものすごく多いそうです。食べるなら塩気を抑えた枝豆を。

AGEは調理方法によって変わることが分かっているそうです。
AGEは高温で調理するほど増えるそうです。
生が一番良く、順に生⇒蒸す⇒茹でる⇒煮る⇒炒める⇒焼く⇒揚げる

コゲつきにくい焼き肉の賢い食べ方

コゲつきにくい焼き肉の賢い食べ方を教えてくださったのは、
同志社大学 生命医学部 糖化ストレス研究センター教授 アンチエイジング医学 農学博士 八木雅之先生です。

体のコゲをため込まない!焼き肉の裏ワザ

1.レモンをかけてから焼く
タンの場合、普通は焼いてからレモンをかけますが、
焼く前にレモンをかけて15分待って焼くと体がコゲにくくなるそうです。
焼いたり、揚げたり高温で加熱するような調理は肉の中に老化の原因物質AGEがたくさんできてしまいます。
アメリカのある研究結果を八木先生が詳しく分析したところ焼く前にレモンをかけて15分待つと、 レモンのクエン酸が肉のAGEを1/2に減らすことが期待できるそうです。
さらに肉がやわらかくなり、臭みも取れるそうです。
また、これはタンだけでなく、ハラミやロースでもAGEはできにくくなるそうです。
レモンがない場合は、お酢でも同じ効果が得られるそうです。

ナグモクリニック 総院長 乳腺外科・形成外科 南雲吉則先生によると、
お酢は熱を通すと揮発してしまうので、香りは残りますが、酸っぱさは残らないそうです。
発酵食品でタンパク質の分解酵素も入っているので、肉は柔らかく非常にまろやかになるそうです。
かける目安:肉がレモンや酢に少しつかる程度

2.最初に古漬け白菜キムチを食べる
古漬けキムチは乳酸発酵で乳酸にも糖化を抑える作用があるそうです。
浅漬けより、古漬けキムチの方が乳酸を多く含んでいるそうです。
また、白菜の食物繊維がAGEの排泄を促すそうです。
15分待っている間に食べると良いですね。

3.味付けはタレ漬けより塩が良い
Q.なぜ塩をふったカルビの方がいい?
タレの中には糖が多いため、糖分に漬け込んだ肉を焼いてしまうとAGEがたくさんできてしまいます。
肉のタンパク質+糖分=AEG
ですので、タレは後付けがおすすめです。
また、タレをつけずにワサビやコショウで食べるとさらにおすすめ!
ワサビやコショウには、AGE生成を抑える作用があるそうです。

4.タレ漬けの肉は、サンチュと一緒に食べる
サンチュやサニーレタスに含まれる不溶性食物繊維が焼肉の中に含まれるAGEを吸着して排出してくれるそうです。
●肉+不溶性食物繊維=AGE65%減

これらの方法を普段の家庭料理にも取り入れみたらいかがでしょうか^^

名医おすすめ!血糖値を乱高下させない痩せる食事法

血糖値が乱高下しない食事法を教えてくださったのは、
翼ハロー歯科・内科診療所 なごみクリニック 院長 内科 亀川寛大先生です。
亀川先生は、糖尿病患者や肥満に悩む人に血糖値コントロール法を指導しています。

きっかけはラーメンなんだとか?
昔、ラーメンがものすごく好きで毎日食べていたそうです。
お腹も出て、かなり太っていたそうです。
5年前は体重85kgを超え、それ無理なく血糖値をコントロールして減量できないか?と
糖質を減らして減量に成功したそうです。
亀川先生は独自の血糖値コントロールで3ヶ月で約10kg減量!

血糖値の乱高下=体中のコゲ

双子俳優斉藤翔太さんと斉藤慶太さんが血糖値を乱高下させない食事法を検証

兄斉藤翔太さん:身長170cm・体重60kg
弟斉藤慶太さん:身長170cm・体重60kg
双子だけあって顔つきやサイズまで同じでした^^
まず2人はひめのともみクリニックにおいて1日の血糖値の変化を調べるため24時間血糖測定を行いました。

双子は遺伝的には一緒で、基本的に同じものを食べれば同じように反応するそうです。
ですので、違うものを食べた時の比較に意味があります。

そこで亀川先生の指導の下、同じ料理でも食べ方とトッピングを変えます。
⇒普段の血糖値は2人とも(100mg/dL)でした。血糖値の変化に違いが出るか調べます。

検証①うどんのトッピング

兄翔太さん:釜玉うどん(生卵付き)⇒血糖値上昇⇒やや降下(高下少)
弟慶太さん:釜揚げうどん(卵なし)⇒血糖値急上昇⇒急降下(高下大)
体のコゲをため込まない食事法:うどんには生卵をつける
*タンパク質+脂質+食物繊維を一緒に食べると、異からの排出が遅れることによって血糖値が上がりにくいと分かっているそうです。
卵=タンパク質+脂質。卵を一緒に食べたことによって麺を単体で食べたよりも血糖値が上がりにくかったと考えられるそうです。
亀川先生によると、糖質はタンパク質+脂質+食物繊維を一緒に食べる⇒血糖値の乱高下が少なく、体のコゲをため込みにくいといいます。

検証②おにぎり(具は同じ)の前に食べる物を変える

兄翔太さん:メカブ⇒緩やかに上昇⇒やや降下(高下少)
弟慶太さん:キャベツ⇒血糖値が一旦下がり上昇⇒急降下(高下大)
体のコゲをため込まない食事法:おにぎりの前にはメカブを食べる
メカブ=食物繊維
食物繊維:水に溶ける水溶性+メカブのドロドロネバネバな物がおにぎりの糖をコーティングしてくれるので血糖値が上がりにくかったそうです。
キャベツも食物繊維ですが、今回の検証ではめかぶの方がより良い結果になったようです。

検証③カレーのトッピングを変える

兄翔太さん:ダブルチーズカレー⇒140ぐらいまで上昇⇒100手前まで降下
弟慶太さん:カツカレー⇒160近くまで急上昇⇒110くらいまで降下
同じタンパク質でも肉より乳製品の方が血糖値は上がりにくいそうです。
体のコゲをため込まない食事法:カレーのトッピングはチーズ
豚カツの衣はパン粉(小麦粉)なので、糖質と言うことが影響したと考えられるそうです。

 

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石原新菜先生おすすめ血糖値を乱高下させない食事法

イシハラクリニック 副院長/内科・漢方内科 石原新菜先生
緑茶のカテキンにはAGEを下げる効果があるので、食事中には緑茶を飲むのがおすすめだそうです。

中山久德先生おすすめ血糖値を乱高下させない食事法

そしがや大蔵クリニック 院長/内科・リウマチ科 中山久德先生
ゆっくり食べる良く噛んで食べるのが基本ですが、
軟らかい食べ物が多いので、食べ応えのある食感のある物を入れていくと良いそうです。
簡単!ちょい足し食材
クルミやアーモンドの砕いた物を柔らかい物に混ぜて食べると、どうしても噛まないといけないので、 非常に噛み応えも良いので、結果として食事する時間が長くなります。
なので、ゆっくりと腸から糖質も吸収されていきます。
ナッツを簡単に砕く方法は下記から
【あさイチ】“ナッツ”で日焼けケアむくみ解消!夏バテ解消レシピ有

血糖値が乱高下せず、体のコゲをため込まない食事法まとめ

  1. 食事中に緑茶を飲む
  2. 食後1時間以内に運動をする
  3. ナッツ類をちょい足しして良く噛んでゆっくり食べる

老化の原因「サビ」

山岸先生によると、サビるというのは体が酸化していること
例えば金属を空気に長くさらしておくとサビてしまいますが、それと同じ事が体の中で怒っているとのことでした。

体のサビ⇒シワやたるみの原因になるのはもちろん。脳梗塞や心筋梗塞などで突然死の危険性があります!

酸化ストレス(サビ)とは:人が酸素を吸ってエネルギーを作る際に細胞が受けるストレスのこと。

●体内のサビのデメリット:

  • 見た目の老化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

体がサビる食生活

・飲酒
お酒を飲むとなぜサビる?
アルコールはコゲつける⇒コゲができるとサビるという現象が同時に起こるそうです。
アルコールを分解する際にサビの元(活性酸素)が大量に作られます。

・健康のためのウォーキングに落とし穴・・・
ウォーキングは非常に良いですが、紫外線対策ができていないとNG
紫外線を浴びると人間の体はサビつくそうです。
ウォーキングをするときは帽子・サングラス・日焼け止めを!

・精神的ストレス
精神的ストレスがあると酸素をうまく使えないため、活性酸素がたまりサビつくそうです。

体のサビを防ぐ!この秋最強のサビ防止食材

その食材とはナスでした。
この秋最強のサビ防止食材ナスについて教えてくださったのは、山形大学 農学部 名誉教授 農学博士 五十嵐喜治先生です。

ナスには体のサビを防ぐ重要な成分が皮と実の両方に含まれているそうです。
皮には:ナスニンという色素が含まれているそうです。
ナスニンは強力な抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で体のサビを防ぐ作用があるそうです。

実には:クロロゲン酸が含まれており、クロロゲン酸もポリフェノールの一種で血糖値の上昇を抑制したり、 細胞実験ではがん化を抑制したりするということがいわれているそうです。
ナスは正にこの秋最強のサビ防止食材ですね。

体のサビを防ぐ!ナス料理

群馬県のナス農家の奥様は還暦と言うことでしたが、非常に若く見えました。

地元ナス農家さん直伝のナスのラタトゥーユのレシピ

ナスのラタトゥーユの作り方
1.ナスは皮も丸ごとざく切りにします。
ポイント:皮は取り除きません
2.水にさらすと成分が溶け出すので、水にさらしません。
ポイント:水にさらしません
3.ナスとお好みの野菜・豚ひき肉をオリーブオイルで炒めます。
4.ナスがしんなりしてきたらトマトを加え、野菜の水分だけで約5分煮込みます。
5.最後にチーズを加えたら出来上がりです。
*ナスから溶け出したスープまで食べられます。

ナス料理2・3品目を地元で料理教室を開いている佐野恭子先生が教えてくれました。
群馬県で開発された生食専用のナス、宵葉月(よいはづき)でナス料理を作ってくれました。

ナスのカルパッチョ風サラダのレシピ

ナスのカルパッチョ風サラダの作り方
1.皮ごと薄切りしたナスをお好みの生野菜のサラダの上に並べます。
2.粒マスタード、オリーブオイル、ワインビネガー(赤)を合わせ、1にかけたらナスのカルパッチョ風サラダの完成です。

ナスのチーズ包み焼きのレシピ

ナスのチーズ包み焼きの作り方
1.電子レンジで加熱したジャガイモをつぶします。
2.サケ缶の実を1に加えます。
ポイント:サケのアスタキサンチン⇒サビを防ぎます。
3.ナスを縦に薄切りし、油で炒めます。
ポイント:油で炒めてコーティングするとサビを防止する成分が逃げにくくなります。
上山博康先生によると、ナスニンは熱を加えても8割くらいは残るそうです。
近年、がんの発生を抑えると非常に注目されているそうです。
4.ナスは一旦粗熱を取り、ジャガイモに入れたカマンベールチーズをナスを巻いて包みます。
5.あとはオーブンで約12分焼いて出来上がりです。

最後に

私も田舎から仕事で東京に行き、友人どころか知り合いもいないので、
寂しさと言葉や人混みからのストレスを紛らすためにお酒に走り、コゲ、サビだらけの体になって、 大病を患いました。
幸いまだ生きていてこのブログを運営してます^^;
お酒好きな方は気をつけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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