【あさイチ】生活に役立つ静電気対策!紹介!

乾燥する冬場にドアノブなど金属に触れる時「バチッ」とくる痛い静電気、怖いし、不快ですよね。
そんな静電気もNHKのあさイチでサヨナラ“静電気”という特集で生活に役立つ静電気対策を放送していましたので紹介しています。
生活に役立つ静電気対策

きょうでサヨナラ“静電気”

千葉大学名誉教授で静電気学会会長山野芳昭先生によると。
静電気は、室内屋の湿度が50%以下になると、起こりやすいそうです。
ですので、室内の湿度を50%程度に上げてやると、静電気が起こりにくくなるそうです。

放送では、静電気を利用した実験をでんじろう先生の一番弟子サイエンスエンターテイナーのチャーリー西村さんが披露してくれました。
実験台はお笑いコンビアンジャッシュの児嶋一哉さんです。
三角帽子の上にビニールのひもを結びつけた帽子をかぶった児島さんに西村さんが静電気を風船を使って送っています。
ビニールのひもが静電気により、全て逆立っています。

その状態でドアノブを触るように指示が出ましたが、児島さんは怖いので、ドアノブを触ろうとする時、触れる部分を少なくしようと指の関節を曲げてでドアノブに触りました。
かなり痛かったようです(笑)

サイエンスエンターテイナーのチャーリー西村さんによると、点で触ると、そこに集中するから痛いのであって、そう言う場合は手のひら()で触った方が痛くないと言うことでした。
同じように静電気を送られたすると児島さんも思いきって手のひら全体で触ったところ点で触った時よりも痛くないと言うことでした。

冬場はどうしても怖いから指先などで触ろうとしますよね(笑)
それがかえって痛い思いをするとこになるそうです。
今度からはビビらず面で触ってみてください^^

それでも怖いと思うなら、ドアノブなどを触る前に床や壁などに手を触れるのも有効です。

家電などについているアースの線と同じ理由で、電気を床や壁などに流してやると、ビリッとこないそうです。
セルフのガソリンスタンドにある静電気除去シート?みたいな感じですね。

児島さんも同じ実験でドアノブを触っても「全く電気が来ない」と言ってました。
静電気は肌の水分量に関係があった!?
そして、同じ生活をしていても人によって静電気を起こしやすい人と、起こしにくい人がいるのはなぜでしょうか?
それは、肌の水分量に関係しているそうです。

放送では街で肌の水分量の調査を行いました。
静電気を受けやすいという方達は、肌の水分量が少ないという結果になりました。
逆に静電気を受けにくい方達は、肌の水分量が多いという結果になりました。
静電気を受けやすいという方で、冬場にはかゆみが出て、白い粉もふくと言うことでした。
同じような方は要注意です。
順天堂大学名誉教授、皮膚科医髙森建二先生によると、
肌の水分量が多い方ですと、汗などの蒸発によって体に帯びた静電気が逃げやすくなるそうです。
逆にで乾燥肌で水分量が少ない場合、静電気の逃げ場がないため体にたまりやすくなってしまうそうです。
肌の水分量が多い人の神経は真皮の奥深くあるのですが、乾燥肌の人は神経が肌の表面近くまで出てくるそうで、静電気が神経を刺激し、かゆみが出るそうです。

そこで乾燥肌に必要な対策は、やはり保湿です。
市販されているクリームやローションなどを体にたっぷり塗り保湿ケアするわけですが、ただかゆいところに塗るのは効果がなく、塗る箇所におすすめの部位があります。

静電気対策乾燥肌の保湿ケア

それは、腕、両脇腹、太ももからスネ、腰の部分は、衣類などと摩擦が起きやすい部位だそうですので、静電気が発生しやすいので、十分に保湿します。

ですが、保湿剤を塗るタイミングが重要となります。

それは、お風呂から上がった時で、お風呂から出たら皮膚の水分まで奪って蒸発するそうですから、入浴後10分以内が有効だそうです。
楽天ランキング人気の保湿商品はこちら

静電気が花粉症の原因?

静電気が杉などの小さな粒子を引き寄せる働きがあるそうです。

外から帰宅し、加湿器のある部屋まで衣服についた花粉を持ち込んでしまうと、加湿器の水分で花粉が破裂することがあるそうです。
特に部屋の湿度が70%をこえると花粉が破裂しやすいそうです。
ですので、湿度は50%程度が望ましいそうです。

埼玉大学大学院理工学研究科 教授王青躍先生によると、
花粉だけなら、鼻まででで症状はせいぜい涙とくしゃみぐらいだそうです。
しかし、花粉が破裂したら、中に気管支炎やぜんそくなどを発症させるアレルギー物質であるアレルゲンが出てとても吸い込みやすくなるそうです。
そのため、花粉が多くついているであろうコートなどの上着は部屋まで持ち込まないようにし、玄関に置くようにしましょう。

洋服の静電気対策

服を脱ぐ時にパチパチと音が鳴ると不快ですよね。
そのパチパチと発生してしまう静電気を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?

静電気を防ぐカギは衣類の組み合わせにあった!?

生活用品メーカー 研究員の山縣義文さんによると、
最近は化学繊維の衣類が多いので静電気を発生しやすくなっているそうです。
ここで放送では、服の組み合わせによる実験が始まりました。
リポーターは、雨宮萌果アナウンサーでした。

まず、ポリエステルの肌着の上にウールの服を着ました。
よく動いて静電気を発生させます。
そしてウールの服を脱ぐと、パチパチと音が鳴りました。
電圧を計測すると、5.02kw(5000ボルト)でした。

同じくポリエステルの肌着の上に綿の服を着て同じようによく動きました。
しかし今度はパチパチしなかったようです。
こちらの電圧は、0.05kwでした。

下記のように衣類の素材には、ウールなどのプラスの電気がたまりやすいのと、ポリエステルなどのマイナスの電気がたまりやすいものがあります。



↑ナイロン
↑ウール
↑レーヨン

・プラスの電気がたまりやすい衣類

・帯電しにくい衣類

綿

・マイナスの電気がたまりやすい衣類

↓アセテート
↓ポチエステル
↓アクリル

このプラスとマイナスが離れるほど、組み合わせたとき静電気が発生しやすくなるそうす。
つまり、最初の実験で着たポリエステルの肌着とウールの服では、+・-が離れているのでパチパチしやすかったんですね。

また、機能性肌着には、ポリエステルやアクリルがよく使われているそうですので、綿、麻、絹の洋服を組み合わせると良いですよ。

帯電しにくい衣類の綿、麻、絹は水分を多く含んでいるため、静電気がたまりにくいので、プラスやマイナスの電気がたまりやすい衣類の服との組み合わせでもおすすめだそうです。
2度目はポリエステルの肌着でも綿の服を組み合わせたので、パチパチしなかったのです。

洋服についているタグで素材を確認して上手に洋服の組み合わせをしてくださいね。
また、洗濯する際に柔軟剤を使うと、静電気が発生しにくくなるそうです。
柔軟剤なしの場合の電圧は、約4000ボルトで、柔軟剤ありの場合は、約1000ボルトでした。
洗濯中のすすぎの時服などが絡んみ摩擦より静電気が発生するそうです。
柔軟剤を使うと、絡んでもすべりが良くなるので摩擦も小さくなるそうです。

髪の毛の静電気対策

静電気で髪がボサボサになったり、広がったりして髪がまとまらないという、女性ならではの髪の悩みがありますよね?

あさイチに寄せられた髪の毛のお悩みでも、
「風が吹くと静電気、髪の毛がまとまらない」
島根 50代女性

「髪をとかすと静電気、ボサボサに」
東京 30代女性
というのがありました。

では、なぜ髪の毛は静電気が起こりやすいのでしょうか
活用品メーカー 研究員の杉野久実さんによると、
髪の毛がクシやブラシ、洋服に触れたりこすれたりすることで静電気が起こるそうです。
クシやブラシは目が粗いものを利用するそうすることで髪との接触が少なく摩擦が起こりにくいので静電気を少しでも防げます。

クシで髪をとかす時、毛先の手前で引っかかる時がありますが、そんな時は一気にとかすのではなく、一旦クシを外して下から少しずつほどくと傷まないそうです。また、そうすることで、強く摩擦がかからないので静電気も防げます。

そして、髪の毛の静電気対策は、指どおりをよくすることだそうです。
その基本は、乾かし方にあります。
それは、きちんと調えて乾かすことだそうです。
意外に乾かし方のポイントは知られていないそうです。
普通に乾かしても、部分的に乾いていないとか毛先だけ乾かさない方もいるそうです。
そういうことで、髪の毛がまとまらずばらばらになるそうです。

髪の毛の乾かし方の実験

実験では、リポーターの雨宮萌果アナウンサーがまず髪の毛を普段の乾かし方でドライヤーで乾かします。
雨宮萌果アナウンサーは、根元を特に乾かしたいので、根元中心にドライヤーを当てていました
結果、髪の上から毛先まで結構濡れたままの状態でした。
すると濡れた箇所が大小様々な束になっていました。

正しい乾かし方

スタイリストの後藤朱美さんが雨宮萌果アナウンサーの髪の毛を再度乾かします。
プロの乾かし方は、とにかくどんなところを乾かすにも根元から毛先に向かって風を流しています。
やり方は根元を持ち上げ、毛先に向かってあててあげます。
プロの方法で乾かしてあげると、雨宮アナウンサーの髪は、自己流ではまとまらずばらばらだったのが、きちんとまとまっていました。
流れを整えつつ、毛先までしっかり乾かした状態にしてあげると、1日中パサつかないで静電気も起こりにくくなるそうです。

まとめ

12月17日放送のあさイチでは、生活に役立つ静電気対策ということで、各種の静電気対策が紹介されました。

1.ドアノブなど金属を触る時の静電気対策

・ドアノブなど触る時は、指など点でなく、手のひら全体面で触ると、痛みが少なくなる。
・それでも怖いなら、ドアノブなど触る前に、床や壁などを手のひらで触り電気をアースする。

2.静電気の起こりやすさは、肌の水分量が関係する。
・水分量が多い人は、静電気が起こりにくい。
・乾燥肌の人は、静電気が起こりやすい。
乾燥肌に人は、保湿ケアを行う。
入浴後10分以内が効果的。

3.静電気が花粉症の原因となる。
・部屋は湿度50%程度に保つ。
・ただし、70%異常にすると、花粉が破裂して細かくなり、アレルギー物質により、気管支炎やぜんそくなどを引き起こすことも。
・なので、コートなど上着は、部屋まで持ち込まず、玄関に置くようにする。

4.洋服の静電気対策は「服の組み合わせ」
・+と-が離れた素材ほど静電気が起こりやすい。
・綿、麻、絹と組み合わせることで、静電気が起こらない。
・洗濯は、柔軟剤を必ず使用する。

5.髪の毛の静電気対策
・髪の乾かし方は、ドライヤーで、根元を持ち上げながら毛先に向かって風をあてながら、毛先まで全体をしっかり乾かす。
・そうすることで、髪にまとまりが出て、指どおりも滑らかになる。
・髪全体をしっかり乾かした状態にすると、1日中パサつかず、静電気も起こりにくくなる。

静電気で悩んでいる方は、是非実行してみてください。