【主治医が見つかる診療所】扁平足予防改善!チューリップ体操&タオルとって体操のやり方

主治医が見つかる診療所 アーチくずれ 予防 改善

将来歩けなくなる?アーチくずれ

一生自分の足で歩きたい人必見!行列のできる専門外来の名医が足の悩みを解決!
足の裏の激痛歩く度に起こる辛いヒザの痛み、いつまでも続く足の痺れ、実はこれらの足の不調現代人に急増するある異常が原因のひとつだというんです。
足の専門外来の名医が緊急警告!現代人の足に急増するアーチくずれを放っておくと将来歩けなくなる!
アーチくずれの原因や症状、怖い病気、予防改善の体操をおしえてくれました。
教えてくれたのは、神奈川県横浜市吉野整形外科 院長 整形外科医 吉野匠先生です。
吉野整形外科は、足の治療に特化した専門外来で16年前に開設されました。
多い時には1日300人以上もの患者さんが訪れるそうです。

吉野匠先生「足は人間の体の中で最も酷使している場所のひとつですが、意外と無関心無頓着な人が多いです。
現代人に急増している足の異常それはアーチくずれです。
多くの方が気付かないまま進行させ最悪の場合は歩行困難になってしまいます
私たちの足には横方向のアーチと縦方向のアーチの2つのアーチがあります。
そしてその2つのアーチは歩いたり、走ったりするうちに地面からの衝撃を吸収するクッションの役割をしています。
ところがそのアーチが潰れた状態、いわゆる偏平足になった状態がアーチくずれです。
これを吉野匠先生は問題視しているのです。
アーチくずれになってしまうと、足の裏のクッションがないため、足の裏に受けた衝撃が全身へダイレクトに伝わることに・・・
その結果、床につくだけで起こる足の激痛、歩く度に起こるひざの痛み、足のしびれなど日常生活に支障をきたす様々な弊害がでてきます。
そして最悪の場合、歩けなくなる病を発症することもあるそうです。

レストランで接客業をしている近(こん)さん女性(50)の場合
長年にわたる立ち仕事から3年前ひざに激痛が走るようになったそうです。
診断の結果、半月板損傷と告げられそのまま放っておくと歩けなくなる恐れもあったということでした。
実はこの半月板損傷の原因こそが、アーチくずれ、足の軸が歪みひざに大きな負担がかかっていたそうです。
近さん「足のアーチのくずれのせいで、バランスが悪くなっていてすごく負担がかかっているそれが原因(半月板損傷の)といわれてびっくりしました」
そしてアーチくずれの病はひざ以外の病気も・・・

アーチの役割

1.衝撃を吸収するクッション
2.地面を蹴る時のバネ
吉野匠先生「アーチが崩れることによって、足が横に広がったり、足には股関節から足首を結んだ軸がありますが、 本来ですと軸がひざの真ん中を通るのですが、アーチが崩れている人はひざの中心から内側に軸がずれてしまうので、ひざを痛めてしまう人もいます」

アーチくずれが引き起こす意外な症状を脳神経外科 上山博康先生から
「偏平足(アーチくずれ)だと加重がかかりがずれてくるんですね。どこかでよじれてくる。
よじれた結果、体軸ってつながってるので、肩こり頭痛を引き起こす。
全く真逆なところにも症状が出てくる」

今回のゲストにアーチくずれの検査を行いました。
スポーツ大好き水野裕子さん(37)は、ロケで長時間歩くことが多いそうです。
吉野整形外科を訪れレントゲン検査の結果、横の足が広がってくずれているようでした。
縦のアーチは、正常な人場合、かかとの骨の角度が20°~25°ですので、20°未満の場合、アーチくずれになります。
水野裕子さんの場合、左右の足ともに18°で縦横ともつぶれているアーチくずれの疑いと診断されました。
また、足の人差し指の付け根にタコがある場合、アーチくずれの可能性があるそうです。

乳腺外科・形成外科 南雲吉則先生が、アーチくずれ早期発見法を教えてくれました。
南雲吉則先生「足底の腱膜が衰えてくると、夜中のトイレに起きて歩こうとすると、 最初の1歩2歩の時に足の裏が痛くてしっかり着けない、これが偏平足(アーチくずれ)の始まりなんです。
それを感じた時には、もう自分の足が偏平足(アーチくずれ)になりかけていると注意しないと腰・ひざに負担がくる」

心療内科 姫野友美先生「女性でよく足の裏がつる方、たいていはハイヒールを長時間履いている。
ハイヒールって足の裏の筋肉にものすごく緊張がかかっている。
足のつりやすい方、特にハイヒールを履く方は偏平足(アーチくずれ)と思った方がいい」

自宅で簡単!アーチくずれチェックのやり方

足の専門外来の名医吉野匠先生が教えてくれました。
1.イスに座り、ひざから下を地面に対して真っ直ぐ台の上に足を置き、土踏まずの方から人差し指と中指の2本の指を入れます。
2.それが第2関節までしっかり入れば、正常なアーチです。
3.第2関節まで入らない場合は偏平足(アーチくずれ)の疑いです。

●普段できるアーチくずれ予防

普段履いている靴の幅が広い場合は、足が横に広がりやすいので、ピッタリした靴の方がアーチくずれ予防につながるそうです。
これからの夏、ビーチサンダルを履く機会があると思いますが、
鼻緒があるものだと、歩く時に指に力を入れて鼻緒を挟むため、アーチを保つ足裏の筋肉が鍛えられるのでおすすめです。
日本の伝統的な履き物⇒足の健康を保ちます!

Q.なぜ現代人にアーチくずれが急増している?

4現代人にアーチくずれが増えた理由
1.交通手段の発達による運動不足⇒足の筋力の低下
2.幼少期から靴を履く時間が長い⇒骨格の形成が不十分
なるべく幼少期から裸足で歩くことを習慣づけることが足のアーチを作る上では重要です。

Q.ではどうすればいい?
吉野匠先生「足底筋をしっかりと鍛えることによって偏平足(アーチくずれ)の進行を予防することができます」

アーチくずれ予防&改善体操

チューリップ体操のやり方

横のアーチを保つ筋肉を鍛えます。
●用意するもの:輪ゴム10本または太い輪ゴム1本
1.輪ゴムを左右の足の親指に引っかけ、かかとを閉じます。
2.親指を少し曲げた状態で引っ張り5秒キープします。
5秒キープ×1日20回を目安に行うと効果が期待できます。
*なるべく力の強い太い輪ゴムを使うのが良いそうです。
ない場合は、輪ゴム10本程度でも代用できます。

タオルとって体操のやり方

縦のアーチを保持する筋力を鍛える体操です。
●用意するもの:フェイスタオル1枚
1.できるだけ滑る床に薄手のタオルを敷きます。
2.足の指を右・左と交互に動かしてタオルを引き寄せます。
1日10回(1セット)×3セットを目安に行えば効果が期待できます。

主治医おすすめアーチくずれの予防法
1.底の薄い靴を履く
2.足裏を見ながらストレッチ
3.青竹踏み

最後に

偏平足(アーチくずれ)って怖いですね。
昔はあまり聞きませんでしたけど、今は、車や電車など移動が便利になり、歩くことも少なくなったのも原因でしょうかね?
扁平足チェックで第2関節近くまで指が入りますが届かなかったので体操を続けたいと思いました。