健康カプセル!ゲンキの時間12/23で薬味健康的に年越し大作戦!

薬味
年末になると、忘年会などお酒を飲む機会が増えてきますよね。
そして、寒さで体調を崩す季節でもあります。
今回の健康カプセル!ゲンキの時間では、料理を美味しくしてくれる薬味の健康効果をリサーチし、薬味で年末を乗り切れるコツが紹介されました。
見逃した方へそんな健康的な薬味を放送に従って簡単に紹介しています。これを読んで年末に体調を崩さないようにしてくださいね。

冬の代表格「生姜」の健康パワー

薬味と言っても色々ありますが、今回はまず最初に、生姜が紹介されました。
今回のドクターは、食品医学研究所所長 医学博士 所長 平柳要先生です。
ゲストは、滝裕可里さんです。
生姜のロケ地は高知県吾川郡いの町です。
いの町では、生姜栽培が盛んなようです。
紹介されたのが、高知県特産の大生姜です。
生姜いっぱいくっついてとても大きな生姜でした。

生姜の健康効果

その1.殺菌作用

生姜は辛いですが、その辛味に効果があり殺菌作用がすごいそうです。
その辛味成分はジンゲロールと言い、殺菌作用が強力だそうです。
生姜は、お寿司のガリや焼き魚のはじかみに利用されていますよね。
それは、殺菌作用があるから利用されています。
こちらの農家の方達は生姜を生でよく食べるそうで、食あたりなどまずないそうです。
50代女性は、「若い頃は、生姜はあまり食べなかった」「お腹も弱かった」
「40代から健康を気にして生姜を食べるようになった。」
それからは、「全然平気で、お腹も強くなった」そうです。
また、ピロリ菌を殺してしまうと言う論文も発表されているそうです。

生姜を料理で使う場合は、皮ごとおろしていました。
皮と身の間に、上述のジンゲロールや香り成分が多いそうです。
生姜は、皮をむいて使用している方も多いのではないでしょうか?
生姜は、きちんと洗えば、皮ごと食べられるそうですよ。
番組では、高知の郷土料理カツオのたたきにも大量の生姜がかけられていました。
殺菌作用があるから生ものには良いのでしょうね。
その他、冷や奴、生姜の佃煮、生姜味噌、生姜の黒糖煮生姜を使った高知名物皿鉢料理が出ていました。
とても美味そうでした(^_^)

生姜を加熱してしまうと、栄養成分が少なくなったりしないの?
と思ってしまいますよね。
しかし、そこにポイントがあるそうです。

加熱生姜の嬉しい健康効果とは?

生では、ジンゲロールという成分でしたが、加熱すると、ショウガオールという成分に変わるそうです。
そのショウガオールが冷え性にピッタリだそうです。
生姜の健康効果
その2.冷え性改善

生姜(生) 生姜(加熱)
ジンゲロール:664.3ug/g ジンゲロール:619.9ug/g
ショウガオール:14ug/g ショウガオール:50ug/g

とショウガオールが3.6倍にアップします。
100℃で60分蒸した場合、生の生姜1gあたりの相当量
資料提供:聖徳大学 人間栄養学科 教授 医学博士 吉田真美先生

ショウガオールは、胃腸の血行を促進させ、熱を身体の深部に蓄えます。
なので、これからの季節に冷え性にお悩みの方には、生姜の加熱料理がおすすめです。
以前この番組で、生姜湯を飲んだ実験で、
生姜は生姜湯を摂取した後60分後までお腹周りや手の方まで温まったっていました。
唐辛子の場合は、20分後ぐらいまでお腹の辺りは温もっていましたが、その後は温もりはなかったようです。
生姜農家の方々は、女性も男性も冷え性知らずと話していました。
「冷え性って何ですか?」という男性もいました。

生姜は、生でも加熱でも色々効果があるのですが、そのひとつが血管拡張作用です。
つまり、高めの血圧を下げてくれる。
生姜の健康効果
その3.高血圧改善
これからの季節寒さで血圧が上がる方は積極的に摂りたい食材ですね。
生姜にあるものをプラスすると、さらに効果がアップするそうですよ。
そのあるものとは?「緑茶」です。
緑茶+生姜=しょうが緑茶。
これが最強のドリンクになるそうです!
そのメカニズムは?
緑茶の中のエピガロカテキンガレート。
これが、烏龍茶や紅茶には含まれていないそうです。
この成分の血圧を下げる効果がすごいんだそうです!
エピガロカテキンガレートには血管を広げる働きがあるため、高血圧の改善が期待できるそうです。
実際に1日3杯の緑茶を摂取したところ(48人)、4週間後全ての人が血圧が下がったという実験結果があるそうです。
生姜と緑茶、ダブルの効果でより降圧効果が期待できるそうです。

しょうが緑茶の作り方

1.生姜を皮ごとすりおろす。
2.お湯を使いますが、お湯は沸騰したものを使用せず、80℃以下にする。
エピガロカテキンガレートは80℃を超えると、壊れてしまうそうです。
なので、80℃に設定したポットのお湯でもOKです。
3.湯飲みなどに淹れた緑茶の中に生姜を約5g入れて、良くかき混ぜて完成です。
農家の方々の感想は「飲みやすい」と言うことでした。
このしょうが緑茶は、1日に3杯
しょうが緑茶1杯を半分は食前に後の半分は食後に飲むと
食前に飲んだものは、食後高血糖の予防になるそうです。
しょうが緑茶は、高血圧や高血糖以外にも効果が・・・?

三宅裕司さんから平柳要先生への質問。
Q「しょうが緑茶というのは、血圧を下げるのに良い?」
A「血圧を下げる効果もありますし、脂質異常の改善効果もある。」
「生姜のジンゲオールとショウガオールには、悪玉コレステロールを減らす効果がある」
と言うのが研究でも分かっているそうです。
「そしてエピガロカテキンガレートにも、悪玉コレステロールを減らす効果がある」

渡辺満里奈さんからの質問
Q「チューブの生姜でもいいの?」
A「チューブの生姜の場合、他の成分も入っているため、多少効果が落ちるが、チューブの生姜でも大丈夫」だそうです。
「生の生姜=約5g、チューブの生姜=約7g」でしょうが緑茶を作ります。
生姜の量は、お好みで多少なら量を変えても問題はないそうです。

食べ過ぎ年末疲れに効果的な薬味

次の薬味は、食べ過ぎや年末疲れに効果的な大根です。
大根は薬味の元祖と言われています。
大根は古くから健康効果が知られています。
養成訓貝原養成訓は、江戸時代1712年に書かれた、日本最古の医学書とも言われる書物に、「大根は野菜の中でも(消化に)優れている毎日食べるべき」と書かれています。
大根には、アミラーゼまたはジアスターゼという消化酵素が含まれています。
これが薬味の中でも多いですし、野菜の中ではトップクラスに多く含まれています。

別の薬味を加えると、さらに大根の消化効果をアップさせる薬味があります。
それは、唐辛子で、唐辛子には辛味成分であるカプサイシン胃腸を刺激し、活発にする効果が期待できます。
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そこで、大根と唐辛子を一緒に摂取できるもみじおろしなら、消化促進の効果がよりパワーアップします。
もみじおろしを薬味として、鍋や揚げ出し豆腐、生牡蠣を食べるのも良いですね^^

年末疲れにオススメの薬味ネギ

ネギの辛味・ニオイ成分には、血行をよくし、疲労物質の代謝を早める働きがあり、疲労回復効果が期待できます。

そして、ネギと一緒に食べていただきたい食材があります。
それは、大晦日に食べるそばです。
そばには、疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富で、このネギのの辛味成分とビタミンB1が合わさると、吸収されやすくなり疲労回復効果がパワーアップ!

疲労回復にニンニクもおすすめ!

ニンニクも殺菌効果が生姜と同じくらいあり、そしてニンニクの辛味成分は、ネギの辛味成分と同じです。
なので、ニンニク(辛味成分)とビタミンB1食材を合わせると、疲労効果が高まります。
そこでおすすめなのが、ビタミンB1が豊富な豚肉を使ったポークソテーです。
三宅裕司さんから平柳要先生への質問。
Q「薬味について他にアドバイスはありますか?」
A「薬味は、刺激性の強いものが多いので」
「1度にたくさん摂るよりも、少量に分けて摂る方が、お腹を壊す恐れがありません。」
「少量を長期にわたって摂り続けることで、徐々に健康パワーが発揮されてくる。」

まとめ

健康的に年を越すための薬味について健康カプセル!ゲンキの時間から紹介致しました。
紹介した薬味は、【生姜の健康パワー】
●生姜の健康効果
1.殺菌作用
2.冷え性改善
3.高血圧改善
最強ドリンクしょうが緑茶
より強力な降圧作用が期待できる。

●食べ過ぎ年末疲れに効果的な薬味
食べ過ぎにオススメの薬味大根
大根と唐辛子を一緒に摂取できるもみじおろしが消化促進の効果がよりパワーアップ。
年末疲れにオススメの薬味ネギ
ネギと一緒に摂ってほしい食べ物がビタミンB1豊富なそば、疲労回復の効果がパワーアップ。
●疲労回復にニンニク
生姜と同じくらいの殺菌作用とネギの辛味成分と同じ辛味成分が含まれる。
ビタミンB1が豊富な豚肉と合わせるポークソテーがおすすめ。
薬味を上手に使って健康的に年越しを^^
ただし、薬味は、刺激性の強いものが多いので、1度にたくさん摂らず、少量を長期的に摂るようにしましょう。
【今でしょ!講座】冷え性・肥満・血管など体を老けさせない5大薬味の食べ方!
最後までありがとうございました。