きょうの健康4月17日トコトン!腰痛大解決「“しびれる”腰痛」

きょうの健康 腰痛
きょうの健康4月17日放送では、“しびれる”腰痛お尻から太ももふくらはぎにかけてしびれを引き起こす腰痛それは、腰部脊椎管狭窄(さく)症と腰椎椎間板ヘルニアです。
この2つの腰痛、実はある体勢で軽減させることができるんです。
教えてくれたのは、東京大学医学部付属病院 22世紀医療センター 特任教授 松平 浩先生です。

腰部脊椎管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニア

腰部脊椎管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアのどちらもお尻、太もも、ふくらはぎに、しびれや痛みを伴うのが特徴です。

“しびれる”腰痛

●なぜ起こる?脚のしびれと痛み
・腰のトラブル:座骨神経が障害され、脚のしびれ、痛みの原因に。
・腰部脊椎管狭窄症の見分け方:
1.背筋を伸ばしたときに症状が出る。
2.立ち続けると症状が出る。
3.重症=仰向けで寝ているだけでも症状が出る。
4.歩き続けることができなくなるけなくなるという症状も出る=間欠跛(は)行
・腰部脊椎管狭窄症 間欠跛行:
しばらく歩くと、しびれや痛みの症状が出て歩けなくなり、少し休むと、再び歩けるようになる症状のこと。

・腰椎椎間板ヘルニアの見分け方:
1.前屈みになったときに症状が出る。
2.イスに座っているだけでも症状が出る。
しびれ、痛みのある側の脚を伸ばすと症状が強くなる。

●どんなとき手術?
治療には薬と手術があります。
・薬の治療
腰部脊椎管狭窄症に用いられる薬=神経の血流改善の栗を使用。

両方に使われる薬:医師の判断による
神経の炎症を抑える
神経痛を和らげる
ブロック療法(神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法)

・手術
腰部脊椎管狭窄症の場合:
神経を圧迫する骨や靱帯を取り除き、脊椎管を広げることで、圧迫から解放する。
併せて骨を補強する手術も行われる場合もある。

腰椎椎間板ヘルニアの場合:
飛び出した椎間板の組織を除去して神経の圧迫を取り除く。

*どちらの手術も体の負担が少ない、内視鏡などを使った手術が広く行われつつあります。

●腰部脊椎管狭窄症手術がすすめられるケース
・会陰部の熱い感じやしびれ
・歩行時の尿もれ

●腰椎椎間板ヘルニア手術がすすめられるケース
・尿が出ない、出にくい(緊急手術の適用)
・筋力の低下

*似ている症状を持つ病気
・筋力の低下が両脚に急に起こる(頚椎症・胸椎症)
・筋力低下が片方の脚に急に起こる(脳梗塞・脳腫瘍)
・太もも・脚のつけ根の痛み(変形性股関節症)
・間欠跛行(末梢動脈疾患)

●セルフケアでしびれと痛みを軽減
医療機関での治療に加えてセルフケアを行うと、より効果的です。
・腰部脊椎管狭窄症のセルフケア(腰椎椎間板ヘルニアの人は行わない)
しびれや痛みが実際に起こっているときの対策

1.寝るとき:クッションや座布団に脚を乗せて寝る(やや前屈みになる)と、普通に寝るより、神経の圧迫が緩和されます。

2.外出先で:
ベンチなど座るときは、前かがみで座り、深呼吸をする。
立っている場合は、ひざに手をついて前かがみになる。
しゃがむときは、ヒザを両手で抱え前かがみでしゃがむ。
電車で立っているときは、下腹部(丹田を意識する)を押さえて少し前かがみ

3.セルフケア他の方法:

自転車エルゴメーター(少し前かがみで運動できる)を20分くらい(少し汗ばむ程度)行う。

●しびれや痛みを軽減する体操(腰椎椎間板ヘルニアの人は行わない)
・ヒザかかえ体操
イスと枕を用意する.
1.寝て枕に頭を置き、足をイスにのせます。
2.10分間程度、1の状態のまま寝る。その際、血栓予防のため、時々足首(足首から先を前後に)を動かします。
3.10分後、その状態で、ヒザを胸の方に持って行き、両手で両膝を抱えます(その姿勢を1分程度続ける)
4.1分後、1の状態に戻します。

ここまでを1セット=2~3回を1日2~3セット行います。

●腰椎椎間板ヘルニアのセルフケア(腰部脊椎管狭窄症の人は行わない)
・これだけ腰痛体操とぎっくり腰体操を行うを行う⇒ NHK健康チャンネル
放送は、ぎっくり腰体操を行うという紹介で終了しましたので、やり方は上記のリンク先でお願い致します。
これらを試してみて、しびれや痛みが強まらなければ、症状が緩和する場合があります。

まとめ

“しびれる”腰痛、お尻から太ももふくらはぎにかけてしびれを引き起こす腰痛は、
腰部脊椎管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアです。
この腰痛をある体勢によって軽減させることができます。

・腰部脊椎管狭窄症の見分け方:
1.背筋を伸ばしたときに症状が出る。
2.立ち続けると症状が出る。
3.重症=仰向けで寝ているだけでも症状が出る。
4.歩き続けることができなくなるけなくなるという症状も出る=間欠跛(は)行
・腰部脊椎管狭窄症 間欠跛行:
しばらく歩くと、しびれや痛みの症状が出て歩けなくなり、少し休むと楽になり、再び歩けるようになる症状のこと。

・腰椎椎間板ヘルニアの見分け方:
1.前屈みになったときに症状が出る。
2.イスに座っているだけでも症状が出る。
しびれ、痛みのある側の脚を伸ばすと症状が強くなる。

●腰部脊椎管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアの治療
この2つの腰痛の治療には、薬と手術があります。

腰部脊椎管狭窄症に用いられる薬=神経の血流改善の栗を使用。
2つに共通する薬:
・神経の炎症を抑える
・神経痛を和らげる
・ブロック療法

・手術による治療
・腰部脊椎管狭窄症:
神経を圧迫する骨や靱帯を取り除き、脊椎管を広げることで、圧迫から解放する。

・腰椎椎間板ヘルニア:
飛び出した椎間板の組織を除去して神経の圧迫を取り除く。

どちらの手術も体の負担が少ない、内視鏡などを使った手術が広く行われつつあります。

●セルフケアでしびれと痛みを軽減
・腰部脊椎管狭窄症のセルフケア(腰椎椎間板ヘルニアの人は行わない)
1.寝るとき:クッションや座布団に脚を乗せて寝る(やや前屈みになる)と、普通に寝るより、神経の圧迫が緩和されます。
2.外出先:とにかく前かがみに努める
3.他の方法:自転車エルゴメーター

●しびれや痛みを軽減する体操(腰椎椎間板ヘルニアの人は行わない)
・ヒザかかえ体操

●腰椎椎間板ヘルニアのセルフケア(腰部脊椎管狭窄症の人は行わない)
・これだけ腰痛体操
・ぎっくり腰体操
*医療機関での治療に加えてセルフケアを行うと、より効果的です。
関連記事は下記から
⇒ きょうの健康トコトン!腰痛大解決!3ヶ月以上続く「慢性腰痛」
最後までありがとうございました。

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