【ゲンキの時間】唾液力を高めるセルフマッサージのやり方と免疫力アップにつながるレシピ紹介

唾液力
2020年9月6日放送の健康カプセルゲンキの時間は唾液力を高める耳下腺のセルフマッサージのやり方とキノコとキムチの炒め物の作り方について紹介されました。
教えてくれたのはの神奈川歯科大学歯学研究科教授歯学博士の槻木恵一先生です。

唾液のパワーを徹底調査

槻木恵一先生によると、唾液には下記の働きがあり、感染の防止に役立つそうです。
1)抗ウイルス作用
2)抗細菌作用
いわば唾液はウイルスや細菌から体を守る第1の砦
唾液中にはIgAという抗体が入っており、ウイルスや細菌などを撃退し、私たちを感染から守っているそうです。
唾液には他にも下記のような働きもあります。
3)歯垢や口内を洗う(浄化作用)
4)虫歯の予防(緩衝作用)
5)歯の修復(再石灰化作用)
6)消化を助ける(消化作用)
以上のような作用を「唾液力」と呼んでいるそうです。

唾液力の鍵は量と質

唾液の量

槻木恵一先生によると、唾液の1日の分泌量は多い人で1~1.5Lだそうです。
唾液が分泌されるのは、耳下腺・顎下腺・舌下腺の3箇所。
ところがストレスや緊張によって交感神経が優位になると唾液量が著しく減少してしまうそうです。
唾液が減少すると、口の中の細菌が増えやすくなり、ニオイの元になるそうです。
つまり「口臭」は唾液の量と密接に関係しているそうです。

唾液量のセルフチェック

1)食事の時に味噌汁やお茶で食べ物を流し込む。
2)食べ物の味を感じにくい。
3)口の中がネバついたりパサついたりする。
4)口内炎ができやすい。
5)歯磨きをしているのに虫歯が多い。
以上の項目に3つ以上当てはまる方は唾液量が少なくなっている可能性があります。
以上の項目全てに当てはまるというゲンキチャレンジャーの2人のお悩みは?
・澁江さん55歳女性:
・気が付いたら口の中がカラカラ(砂漠)。
・口臭(人に近づけない)。
・川井さん55歳男性:
・いつも飲み物と一緒に食べている(汁物が多い)。
・冬は必ずのどが痛くなる。
上記にの項目に全く当てはまらないというハマカーンの2人を入れ、4人で唾液量のチェック。
ガムを噛みながら10分間唾液を摂取し、その量を調べます。
10分以内に
・10mlを満たせばOK
・浜谷さんは4分でクリア
・神田さん7分でクリア。
・10ml以下なら唾液量が少ない。
・澁江さん:約5ml
・川井さん:約4ml
とキチャレンジャーの2人の唾液量は基準値の半分程度でした。

唾液量が減る原因

・ストレス
・加齢
・生活習慣(澁江さん:大食いで早食い)
槻木恵一先生によると、唾液は、食べ物を噛む事でも分泌されますが、いっぱい食べると良く噛まないで飲み込むので唾液量が減るそうです。
大食い・早食い:咀しゃく回数が少なくなり、唾液量も減少してしまいます。
・持病など(川井さん:糖尿病の影響の可能性)
糖尿病:高血糖の状態を抑えるため、多くの水分を排出、脱水状態になり唾液量が少なくなってしまうそうです。

Q.唾液量が減るとどんな症状が出る?
槻木恵一先生によると、
・口が渇いてしまう。⇒しゃべりづらくなったり、食べ物を飲み込みづらくなるそうです。
・舌が痛いという人もいるそうです。

唾液の質

唾液の成分:水分99.5%
・IgA:ウイルスや細菌などにくっつく作用があり、無力化させる働きがあるそうです。
IgAが少ないと風邪や感染症にかかりやすくなるそうです。
激しい運動はIgAを減らす原因。槻木恵一先生によると、アスリートには風邪を引きやすい人が意外と多いそうです。

唾液の質のセルフチェック

1)朝食を抜くことが多い。
2)肉類をよく食べる。
3)冷たい飲み物や食べ物をよく摂る。
4)飲酒の習慣がある。
5)運動不足である。
以上のの項目に3つ以上当てはまる方は唾液の質が低くなっている可能性があります。
腸内環境の悪化・代謝の低下が影響するそうです。

唾液力を高める耳下腺のセルフマッサージのやり方

1)耳たぶの前のくぼみを3本指で押さえます。
2)10回位軽く円を描くようにほぐします。
3)食事の前など1日に4、5回行うと効果的だそうです。

IgAを増やす(免疫力アップ)食事法

近年の研究でIgAを増やす成分が判明!それが短鎖脂肪酸。
短鎖脂肪酸:腸内環境が整うと多く生成されるそうです。
腸内のバリア機能を高めると同時に、唾液線を刺激しIgAも増やしてくれるそうです。
つまり、唾液の質を高めるには腸内環境を整える事が大切です。

腸内環境を整得るには発酵食品と食物繊維を同時に摂るのが効率的だそうです。
発酵食品に含まれる善玉菌のエサが食物繊維です。
発酵食品と食物繊維を同時に摂れるレシピを教えてくれたのは東京女子医科大学成人医学センターの木村眞樹子先生と料理研究家のあまこようこさんです。

キノコとキムチの炒めのレシピ

キノコとキムチの炒めの材料(2人分)

▼発酵食品
・キムチ:100g
▼食物繊維(お好みのキノコ類)
・しめじ:50g
えのき:50g
まいたけ:50g

・ごま油:大さじ1
・塩:少々
・こしょう:少々

キノコとキムチ炒めの作り方

1)お好みのキノコ類とキムチををごま油で炒め炒め、塩、こうしょうで味を調えたら出来上がりです。

レンコングラタンのレシピ

レンコングラタンの炒めの材料(2人分)

▼発酵食品
・ピザ用チーズ:40g
▼食物繊維
・レンコン:150g

・めんつゆ:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1

レンコングラタンの作り方

1)薄切りにしたレンコンをグラタン皿に入れ、麺つゆとオリープオイルをかけます。
2)ピザ用チーズをのせ、トースターで10分ほど焼けば出来上がりです。

ネバネバ和えのレシピ

ネバネバ和えの材料(2人分)

▼発酵食品
・納豆:100g
▼食物繊維
・山芋:80g
・もずく:80g
・モロヘイヤ:80g

・ポン酢しょう油:大さじ2

ネバネバ和えの作り方

1)ボウルに全ての食材を入れ、ポン酢しょう油かけて和えれば出来上がりです。
槻木恵一先生によると、1~2ヶ月くらい、食生活を意識すると、徐々に効果が出てくるそうです。

まとめ

腸内環境改善するなら下記もオススメ!
私の場合、食物繊維豊富なアボカドやキウイを漬けて酷い時には4日に1回だった便通が、今では毎日快便です。
【主治医が見つかる診療所】三五八漬けの作り方を加勢田千尋先生が紹介!
こちらは食材を食べやすい大きさに切って漬けるだけなので簡単です。
最後までお読みいただきありがとうございました。