【世界一受けたい授業HSPの特徴や対処法】武田友紀先生が解説

HSP
世界一受けたい授業2020年4月11日放送の保健体育の授業で「5人に1人?「繊細」すぎて疲れてしまうHSPって何?」が紹介されました。HSPについて教えてくれたのはHSP専門カウンセラー武田友紀先生です。

HSPとは?

HSPとは:Highly Sensitive Person(ハイリー センシティブ パーソン)の略で感じる力が強く、とても繊細な人のことです。
HSPの人は、人の言動や感情、さらにその場の雰囲気などの些細なことを無意識に感じ取り、ストレスを感じやすいそうです。
エイレン・N・アーロン博士の研究によると、そんなHSPに該当する人は5人に1人と言われているそうです。
HSPの人は、脳の扁桃体という、自分にとって危険かどうかを判断する働きが生まれつき強く、不安や恐怖を感じる神経回路も敏感に働くそうです。
HSPであると気付かずに無理を続けると、睡眠が浅くなり、疲れが残ってしまうこともあるそうです。
特に新型コロナウイルスが蔓延する現在のように世の中が不安定の時には、より不安や恐怖を感じるそうです。
今話題のHSPに関する本は武田友紀先生の著書は下記から

HSPの特徴

●大勢が苦手
大人数の場では、人の表情や言動など一度に多くの刺激を受けてしまい、全てに気を配ろうと悩むと何もできず、
「なんで私ってこうなんだろう…」と必要以上に落ち込んでしまうそうです。
大人数が苦手な人は聞き役になるだけで気持ちが楽になるそうです。
敏感に人の気持ちを考えるHSPの人は、他人の表情や言動から相手の気持ちを察するのが得意なので、
「聞き役になろう」と自分で決めることで、相手が求める返しができたり、一緒に共感できるので気持ちが楽になるそうです。

●断るのが怖い
HSPの人は、仕事が忙しくても自己主張が苦手で誰かの役に立てるなら自分が我慢しようと考えがちになるそうです。
さらに断って相手から「嫌われたらどうしよう」などと他人からの思われ方まで気遣ってしまい、結局断れず、自分の仕事が忙しくても無理をして引き受けてしまうことになってしまうそうです。

無理な頼まれごとや誘いを受けたときは「自分も忙しいから半分ならできる」など自分のできる範囲を伝えます。
相手の要望を聞く+できる範囲を伝えと気持ちが楽になるそうです。

●人の気分に左右されてしまう
HSPの人は相手が言葉を発せずとも、表情や声のトーンなどからも相手の気持ちを察知してしまうそうです。
たとえ、相手のイライラの矛先が自分自身に向けられてなくても、その怒りや悲しみを無意識に感じて疲れてしまうそうです。

人の気分に左右されてしまう対処法は、相手との間に境界線を作ることだそうで、ティッシュボックス1つ置くだけでも有効なんだそうです。
武田友紀先生によると、相手との間に何かものがあると、心理的な境界線となり、相手の感情を受け取りすぎないようにできるそうです。
これはペンやカップなど何でも大丈夫なんだそうです。
境界線を作ることですごく楽になるそうです。

●配慮が足りない人にイライラする
配慮が足りない人にイライラしないコツは、相手に期待しないことだそうです。
配慮する力にも個人差がある仕方ないと思うとだいぶ楽になるそうです。

●周りに合わせてしまう
たとえば、友達と遊びの予定を決めていて「遊園地は?」「乗り物が怖いからいやだ」と本音をいえず、「楽しそう」と周りに合わせてしまうそうです。
このことを「過剰同調性」というそうです。
自分の意思が表せず、意思がないと感じ、強く自分を責めてしまうそうです。
こんな時の対処法は、自分が感じていたことを後で書き出し、自分の本音を見つめ直すのが大切だそうです。

●なじむのに時間がかかる
たとえば、仕事場など新しい環境で初対面の人と話す時、「第一印象大丈夫かな?」「悪く思われたらどうしよう…」と不安に感じるそうです。
その時の対処法は、まず「自分は人見知りだ」と「質問して下さい!」と伝えること。
「初めまして○○と申します。私は人見知りで話すのが苦手なので質問して下さい!」
「質問して下さい!」と、最初にアピールすると、相手から話題を振ってもらえるので、会話がしやすくなります。
武田友紀先生によると、無理をせず、少しずつ順応していきましょうとのことでした。

●音に敏感
音に敏感なHSPの人は、周囲の会話や物音など、一度気になり始めると集中できなくなり落ち着かなくなるそうです。
そんなときの対処法は、単純ですがイヤホンをつけましょう。
特におすすめなのがノイズキャンセリング機能付きだそうです。
心地よい音楽を聴いていれば気を紛らわすことができるそうです。

●視覚が敏感
視界に入る物、全てが気になる。
たとえばパソコンで仕事をしているとき、ファイルや同僚が気になるなど、気になって集中できないなどです。
視覚が敏感なHSPな人は縁が太い伊達メガネを使うと集中できるそうです。
視界にメガネの縁が入ることで「ここだけ見ていればいい」と見る範囲を自分で決めやすくなります。

うつ病に似ているところがありますが、武田友紀先生によると、HSPは「うつ病」とは全くの別物だそうです。
・うつ病⇒後天的な心の病気です。
・HSP⇒先天的な生まれもった特徴で、病気ではないそうです。
背が高い人みたいな感覚で個性の一つなので治すものではありません。

Q.ではどうすればいい?
武田友紀先生によると、まずは自分がHSPかどうか知ることが重要だそうです。
たとえHSPだとしても無理に自分を変えようとせず、うまく自分と付き合っていくことが大切なんだそうです。
実は武田友紀先生もHSPなんだそうです。

HSPの性質

  1. 深く考える
  2. 過剰に刺激を受けやすい
  3. 共感力が高く、感情の反応が強い
  4. ささいな刺激を察知する

エイレン・N・アーロン博士の研究によると、
以上のの4つの項目の内、全て当てはまる人がHSPになるそうです。

HSPの人は感じる力が強いので、相手の求めていることを感じ取って細かいケアができたり、
想像力も豊かで、小さな出来事にも感動ができたりと、HSPだからできる素晴らしいことはたくさんあるそうです。

最後に

これを見ていて自分に当てはまる物が一部あるなと思ったのですが、
中途半端なHSPかもしれません^^;
もし「自分がHSPかも?」と相談したいときは、カウンセラーまたはHSPの知識のある心療内科に相談してくださいとのことでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。