健康カプセルゲンキの時間【ウイルス・花粉などハウスダストを除去し病気にならない正しい掃除法 】松本忠男さんが伝授

間違いだらけのお掃除法
健康カプセルゲンキの時間2020年3月1日放送は~家が病気を引き起こす!?~のテーマで「間違いだらけのお掃除法」について紹介されました。
教えてくれたのは、ハウスダストに夜病気を医学博士 相良博典先生とお掃除法を松本忠男さんです。

間違いだらけのお掃除法

ドクター:昭和大学 医学部 内科学講座 呼吸器・アレルギー内科学専門教授 医学博士 相良博典先生
清掃のプロ:ヘルスケアクリーニング実践会 松本忠男さん
ゲンキリサーチャー:中村昌也さん
今回取材された、近藤令子さん宅は6人家族で、
家族全員:1年中鼻が詰まる
令子さん:のどの痛みが頻発
娘・孫2人:月1回、風邪をひく、咳が長引く
以上の症状があるそうです。
そんな近藤さん宅をチェックするのはヘルスケアクリーニング実践会 松本忠男さんです。
松本さんは院内感染を清掃という立場で研究する感染症から患者を守る清掃のプロフェッショナルです。
ホコリ1g中に菌約260万個、カビ約12万個
その他にも
外から:花粉、煙や排気ガス、昆虫の死骸やフン、土砂ボコリ
空気中:カビの胞子、病原菌、ダニの死骸やフン
家の中:服の綿ボコリ、食べ物のクズ、髪の毛・フケ、たばこの煙、ペットの抜け毛
松本忠男さんによると、ホコリは壁際や家具の前などにとどまるそうです。
ホコリを別の所に運んでしまって、またそれが舞い上がってしまうという悪循環に!

ではホコリはどんな病気につながるのでしょうか?
相良博典先生によると、最も考えられるのは、ハウスダストによって起こるアレルギー考えられるという事でした。
その症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、皮膚の炎症など、まさに近藤さん一家の症状によく似ています。
さらに相良博典先生によると、肺アスペルギルス症のように、カビによって起こる肺炎もあるそうです。
肺アスペルギルス症とは:アスペルギルスというカビが肺に侵入し棲みついて起きる疾患のこと。
アスペルギルス・フラバス:空気中や土壌など広く分布、1m3あたりの空気中に約10~20個あり、誰でも吸い込みますが健康であれば問題ないそうです。
ところが相良博典先生によると、免疫力が低い方はかかりやすいそうです。
その症状は慢性的な咳やたん、息切れなど重症化すると呼吸不全で死に至ることもあるそうです。
インフルエンザで免疫力が低下し、この病気にかかったという人も報告されているそうです。
肺アスペルギルス症の初期症状:咳やタンなどかぜに似ていて徐々に進行するそうです。
重症化してから分かると非常に完治しにくいそうですので、今はすぐに病院にいくのは難しいですが、相談して早めの受診を。
今、世界中で問題になっているコロナウィルスに似ていますね。
相良博典先生によると、肺アスペルギルス症は1ヶ月以上、咳が続く場合は注意が必要近くの専門医を受診してくださいとのことでした。
結核や喘息にかかったことがある方や肺気腫がある場合は気をつけてくださいとの事でした。
肺気腫とは:肺の組織が壊れ、肺にたまった空気を押し出せなくなる病気のこと。

松本式病気にならないお掃除法

間違った掃除その1

窓は閉めておきます。
松本忠男さんによると、掃除をするとき窓を開けるのは絶対にダメ!と言う事でした。
理由は、ホコリが風で飛び散り(舞い上がり)、床を掃除しても吸い取れないからだそうです。
換気した後は、20分ほど待ってホコリが落ち着いてからにしましょう。

間違った掃除その2

掃除機のかけ方はゆっくり動かします。
理想のスピードは1mを5~6秒で進むくらいです。
カーペットの場合は、後ろに引くときゆっくり動かします。
ホコリを取るときに掃除機よりも簡単に取れるものがあります。
それは、「松本式スクイジー」
100円ショップでも売っている窓用のワイパーのゴムの部分を5mm間隔に切り込みを入れるだけです。

これを使うと根こそぎホコリを取ることができます。
そして家の中でも特に注意したい場所がトイレ
近藤さんは普段掃除機を使っているそうですが・・・。
松本忠男さんによると、トイレでそうじ機を使うのはNG。
トイレの床は、尿ハネや黄色ブドウ球菌・大腸菌など様々な雑菌で汚れているため、そうじ機がけするとヘッドについてしまいます。
それを他の部屋で使うと、病原体をまき散らすことになります。
そんな菌たちの栄養となるのがホコリ、トイレは特に多いと言います。
それも松本式スクイジーを使えば根こそぎ取ることが出来ます。
映像でもすごい量が取れていました。一度お試しを。
あと、寝室は布団の綿ボコリが寝る時、布団をめくるだけですごい量が舞い上がりますので、松本式スクイジーでキレイに掃除しましょう。

間違った掃除その3

テーブルの拭き方水拭きはNG。
理由は乾いたホコリを水拭きすると、湿ってへばりつき汚れが増えるそうです。
テーブルの正しい拭き方:乾拭きで進む方向は一定にします。
その際、進む方向の辺にホコリを集めるように意識しましょう。
折り返すときもUターンさせて前の辺はそのままにします。
理由は進む方向の前の辺にホコリがたまっていきますから、そのままバックするとたまったホコリを残していくことになるからです。

相良博典先生の解説

Q.子供の喘息はホコリが原因?
A.ホコリは典型的な原因の一つでアレルゲンによって気道に炎症が起き、気道が狭くなり、喘息が起きるそうです。
Q.牛乳やコーヒーなどをこぼしたときに水拭きはダメ?
A.食べ物や飲み物などをこぼした場合はその部分だけを水拭きすると良いそうです。
Q.結露も病気につながる?
A.アレルギー、特に喘息はもちろん、カビで起きると言われているのが過敏性肺炎だそうです。
結露と病気:アレルギー症状、喘息、過敏性肺炎など、発がん性物質の発生や肝疾患につながると言われているそうです。
Q.子供はどうして喘息になりやすい?
A.小児喘息:冬に流行し、鼻風邪を起こすRSウイルスに感染すると発症の可能性が高まるそうです。
とにかく答えは、軌道の形成が未発達で抵抗力が弱いためだそうです。
小児喘息の経験がある方は、気道が収縮しやすい可能性があるため、再発の可能性はあるそうです。

松本式病気にならないお掃除法

結露によるカビ・菌撃退法

カビ撃退法

準備:水500mlに家庭用塩素系漂白剤10mlを混ぜて除菌液を作ります。
※作業の際は、必ず手袋をしてください。
1.キッチンペーパーを窓枠の隙間に合わせて埋めます。
2.キッチンペーパー1枚につき、キャップ3杯分の除菌液をしみ込ませます。
待つこと10分で、たまっていたホコリや菌、カビなどがごっそり取れました。
また、洗剤で大きな汚れを取り、除菌液で掃除すると、さらに効果的だそうです。

最後に

喘息など家族が病気にならないように家のホコリは今回のお掃除法で除去しましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。

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