【きょうの健康】腰痛予防介護士の技ボディメカニクスのやり方を松平浩さんが紹介!

介護士の技ボディメカニクス
2022年2月28日放送のきょうの健康はさよなら腰痛「腰への負担を軽減!ボディメカニクス」で介護士の技ボディメカニクスのやり方について紹介されました!
教えてくれたのは東京大学医学部附属病院22世紀医療センター特任教授の松平浩さんです。

腰への負担を軽減!ボディメカニクス

重い物を持ち上げた時にぎっくり腰を起こすことが多いですが
ボディメカニクスは重い物を扱う時にとても役立ちます。

その動きが腰痛の原因に

腰痛を起こしやすい動作

1.前かがみ

真っ直ぐな姿勢で立つ:上半身の重みを下半身で支えています。
ところが前かがみになると腰だけで上半身を支えています。
腰に負担(200㎏の物が乗っているほどの負荷)。
POINT:前かがみになる度に椎間板(腰椎の4番目と5番目の間の椎間板)の前側が潰れます。
※椎間板にたまる負荷腰痛借金
無防備な前かがみを繰り返すとたまりやすくなります。
ぎっくり腰になりやすくなります。
また、椎間板ヘルニア:神経を刺激し、座骨神経痛にも。
お尻や脚の痛み・しびれが出ることがあります。

2.重い物を持ち上げる

15㎏の物を無防備に持ち上げると約350㎏の負荷がかかります。
背中の筋肉が大きく収縮し、椎間板を潰す力になります。
POINT:椎間板が耐えられる深野限度(目安)340㎏重。

介護士の技ボディメカニクス

ボディメカニクスで一番重要なのは自分の体の中心を近づけた上で動かします。

ボディメカニクスのポイント(やり方)

1)両足を開きます。
2)重心を低く保ちながら、自分のおへそを相手に近づける事を意識します。
3)腕よりも体幹を使って動かします。
以上の動作を守ると
・腰への負担が減ります。
・介護を受ける人への負担も減ります。

腰への負担を減らす”ハリ胸”&”プリけつ”の覚え方


1)足は肩幅よりも少し広め、つま先は真っ直ぐ前に向けます。
2)両手を肩に当てて胸を張ります(ハリ胸)。
POINT:ヒジが体幹よりも後ろにくるようにします。

3)股関節を支点に前かがみなります。
4)両手をぶらんと下げます。
5)胸は張ったままお尻を突き出し(プリけつ)、両ヒザを曲げます(重量挙げのようなポーズ)。
(5)のまま対象物におへそを近づけて持ち上げます。
ボディメカニクスのPOINT:重心を低く保ちながら、自分のおへそを相手に近づける事を意識します。
松平浩さんによると、”ハリ胸”&”プリけつ”で持ち上げる方が椎間板を潰す力が明らかに減ることが分かっているそうです。

重いものはできるだけ

・一人で持ち上げない。
・小分けにします。
※女性の場合の一人で持ち上げる限度(目安):自分の体重の約1/4まで。

今回の詳細についてはきょうの健康テキストに掲載されています。

まとめ

腰痛はつらいですから気をつけたいですね。
【ゲンキの時間】腰痛を改善するインナーマッスル刺激体操を松平浩さんが紹介!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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