【日本人のおなまえっ!】名字・地名おなまえランキングベスト10紹介!海なし県に海地名など

おなまえランキングBEST10
2022年2月24日放送の日本人のおなまえっ!は名字研究家厳選!おなまえランキングBEST10全国の地名・名字に隠されたナゾでなどについて紹介されました!
解説は名字研究家の森岡浩さんです。

おなまえランキングBEST10

第10位:意外?1番多い名字”黒木”さんが多い訳(宮崎県)

黒木:針葉樹および針葉樹林のこと。
奈良東大寺大仏殿大屋根の梁:1709年に再建、梁に宮崎の針葉樹(赤松)が使われました。
宮崎産の木材の価値”高”
・江戸時代、江戸の人口増加により街が拡大し、木材が大量に必要とする時代。
宮崎の”黒木”が収入源になりました。
・大木を探すなら”日向の国”で探せと言われるほどだったそうです。
毎年収入を得る方法を定着させて村が安定するほとんどの人が”黒木”名乗るということは村の人の絆、それが宮崎県で黒木姓が1番多いそうです。
・宮崎の森林:県面積の約75%
針葉樹(黒木)の価値が高まり黒木サマ(全国308位)が増えたと考えられるそうです。

第9位:由来にビックリ!納豆伝説(茨城県)

一般的な”納豆”の由来(諸説あり)

・納屋で作られたから。
・寺の納所と言われる場所で作られたなど
源義家が奥州(東北)への遠征の途中に立ち寄ったのが”水戸”の一盛長者の屋敷と言われ、行く先々で豆を調達、馬にのせていた藁で覆われたエサの豆が馬の体温で発酵。
このまま馬が食べても大丈夫なのか?と試食しているところを義家に知られ、家来がどうするものかと考えて「義家殿におめするにふさわしきでございます」と食べてもらったそうです。
義家にお納めする豆なので「納豆」義家のような特別な能力をも持った人物が納豆を食べたから八幡太郎(義家)を媒介して”納豆伝説”が広まって、有名な所では秋田県の金沢柵(横手市)など義家の運んできた豆が納豆になった伝承があるそうです。
納豆:義家が気に入り全国へ!
源義家”納豆ロード”横手水戸鎌倉長野京都の各地で納豆伝説が残っているそうです。
・納豆のおなまえ:源義家への気の利いた一言から生まれました。

第8位:泣ける!?恋山形駅(鳥取県)


・鳥取県智頭町山形地区”恋山形こいやまがた駅”。
恋山形駅:1994年に”因幡山形駅”として開業予定でしたが、住民の強い要望で”恋(来い/来てほしい)山形”に変わりました。

森岡浩さんによると、似たような駅は他にも岩手県大船渡市小石浜地区にある「恋し浜駅」があります。

第7位:三大名字の楽園(福島県)

・福島県檜枝岐村ひのえまたむらは特別豪雪地帯に指定されているそうです。
「星サマ44%」「平野サマ27%」「橘サマ10%」の3つの名字が8割以上占めているそうです。
星サマ・平野サマ・橘サマ=落人
森岡浩さんによると、平安時代に朝廷の政争に敗れた祖先だそうです。
12世紀ごろに落ち延びてきた平氏が先祖。
1500年代頃に戦に敗れた先祖。
・村民531人中15歳以下の子どもの数68人(2021年11月30日現在)
立教大学社会学部教授の関礼子サマによると、山の奥の交通が不便という立地条件の中で赤ちゃん、小中学生があの人数いることは、少子高齢化、限界集落という言葉が当てはまらい奇跡の村と呼ばれているそうです。
高校がないため村を出る子どもが多いそうですが、また村に戻ってくる若者が多いそうです。

第6位:1人なのに名前は2つ!?(鹿児島県)

・鹿児島県与論島の「ヤーナー」とは?
本名の他に先祖代々から受け継がれてきた名前があるそうです。
男性は父方の祖先から、女性は母方の祖先から受け継ぐそうです。

第5位:ナゾ地名・垈(山梨県)

ぬた=水田or水が豊富だった場所。
水が豊富なのに、なぜ水を表すさんずい”さんずい”を使わない?
・國學院大學大学院客員教授の新谷尚紀サマによると、暗号だったのではないかとのことでした。
江戸時代まで米=お金。
甲斐の国は行きかう場所なのでいろんな人に狙われる(奪われる)のを警戒した?
例えば”沼田”だったら、田んぼもあり、沼もあるのでとても豊な耕作地と分かります。
そこで「垈」にして田んぼを隠したそうです。
森岡浩さんによると、江戸時代中期以降は藩がなくなり幕府直轄。
赴任してきた役人から田んぼを隠した可能性があるそうです。

第4位:神サマ大集合!(青森県)

・神サマの半数が青森県弘前市にいる!?
森岡浩さんによると、弘前藩が神サマを名乗るのを許可、モチベーション向上を図った可能性があるそうです。

第3位:銀色じゃないのに銀閣寺?(京都府)

・銀閣寺:1490年に完成、上層の内外壁に黒漆が塗られていたそうですが、100年以上経過し、漆が劣化、銀箔と見違った可能性があるそうです。
2007年に科学的調査を実施、銀箔は使用されていないことが判明。

第2位:鬼地名だらけのナゾ(三重県)

・國學院大學大学院客員教授の新谷尚紀サマによると、鬼の地名で奈良の都(平城京)を守る結界だったそうです。
西側は警護が万全、東南方面からの敵を恐れたそうです。
三重県南部の海岸は入り組んでいて姿を隠しやすい。
・吉野熊野国立公園鬼ケ城には鬼が住み着いていた伝説が残されています。

第1位:海なし県に海地名!(長野県)

・本海野・海瀬・小海・海尻・海ノ口(特に南牧村と小海町に集中)
平安時代八ヶ岳が大規模な山崩れを起こし、流れ出た岩石は10㎞離れた場所にも達し、高さ100m近い山々を作り上げました。
その堆積物で千曲川がせき止められた結果、日本最大規模最大水深130mの天然ダムが出来、100年以上の間海のような背景だったそうです。
・長野県に海地名が多いのは海と見まごう湖があったからでした。
実際に戦国時代の信州の街道を書いた地図にも湖が書かれていました。

まとめ

とても面白かったです。
これまでの日本人のおなまえっ!の記事一覧はこちら
最後までお読みいただきありがとうございました。

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