この差って何ですか?【電力自由化電気料金が安くなる電力会社の選び方】

電力自由化 電気料金

この差って何ですか?2019年11月26日の放送で「電気料金が安くなる電力会社の選び方の差」が紹介されました。
2016年に始まった電力会社を自由に選ぶことができる制度電力自由化。
北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の 各地の大手電力会社だけでなく、「auでんき」や「楽天でんき」「エネオスでんき」など、数多くの電力会社が新規参入!
10社だった電力会社の数は今や600社以上にまで増えているのです。
しかも電力会社によって料金プランはさまざま。消費生活アドバイザー巻口守男さんによると、 人によって毎日の電気の利用の仕方が違うので、電気の使い方に合った新しい電力会社のメニューを探すことができれば、 年間約3万円お得になる実例もあるといいます。
しかし、「既に電力会社を変更した!」というご家庭は、全世帯のわずか2割。
その理由が、多くの方は電力会社の変更に疑問や不安を抱えていたのです。
「手続きが面倒くさそう」「新しい電力会社にトラブルが起きたら、自分の家だけ停電してしまうのでは?」
「電力会社がたくさんあって、どこを選べばいいのかわからない!」という不安。そこで今回は、電力会社を変更する不安と疑問を一挙解決!
そして わざわざ電力会社に行かなくても、毎月届く「検針票」があれば、自宅で簡単に変更手続きができます。
教えてくれたのは、消費生活アドバイザー巻口守男さんです。

電気料金が安くなる電力会社の選び方の差

トラブルがあるとデメリットは自分だけ停電?

まず、巻口守男さんによると、電気が止まると言うことは絶対ないそうです。
小売業者は電気を送っているわけではないので実際「倒産」しても、
電気は発電所から送られますので停電はしないとのこと。

さらに、「発電所が事故などで、発電できなくなった場合」でも、
他の発電所から足りない分を補い常に家庭に電気を供給できるようになっているそう。
例えば北海道で足りないときは九州から送る、東京で足りないよって時は北海道から持ってくるなど、 全国的な規模のシステムがあり、常に家庭に電気を供給できるようになっているのです。

電力自由化どの電力会社がお得?

巻口守男さんによると「朝と夜によく使う」「使用量が多い」「あまり使わない」など、 各家庭のそれぞれの生活パターンに合わせた料金プランを選ぶことで、支払額を抑えることができるとのこと。

電力自由化共働きなど「朝と夜によく使う」パターン

横浜市在住の3人家族の髙橋さん宅で電気料金をシミュレーションしていました。
普段の電気代は9000円近くと言うことでした。
2019年10月の電気代は8988円でした。
巻口守男さんによると、朝の2時間か夜の2時間どちらかが無料になるというプランをシミュレーション。

一般的な電気料金は基本料金に電気量料金加算されるのですが、
「HTBエナジー」という電力会社の「ママトクプラン」という料金プランでは、 「朝6時から8時」もしくは「夜7時から9時」、「夜10 時から12時」の3種類の中から、 特に家事が集中している時間帯を選び、その時間帯の「電気量料金」を無料にすることができるのです。

では、どのくらい電気料金が下がるのでしょうか?
電気料金がシミュレーションできるサイトで計算してみたところ、
結果、2019年10月8,988円だった電気料金が、ママトクプランでは8,218円になり、毎月770円ほどお得になりました。
770円×12ヶ月=9240円で年間の電気料金が1ヶ月分お得に!

電力自由化家で仕事・定年退職後の夫婦など「使用量が多い」パターン

都内在住の箱崎さん宅で電気料金をシミュレーションしていました。
母が自宅で通販の仕事のためパソコン・エアコンを長時間使用。
そんな箱崎さん宅の電気料金は、月約15000円。

では、こちらのお宅のおすすめの電力会社は?
巻口守男さんによると、使用量が多い家庭⇒定額制の電力会社がおすすめ。

四国電力や、エルピオ電気などが行っている定額制プラン。
一般的な電気料金は、使用した電気の量に応じて料金が加算されていきますが、
定額制は、ある程度電気を使っても、料金は定額なので、使用量が多い家庭におすすめです。

使用量が多い15000円/月⇒定額制プラン13250円/月で毎月1750円お得、年間だと21000円お得に!

電力自由化1人暮らしの学生や、別荘など「あまり使わない」パターン

こちらは、独り暮らしのお笑い芸人「魔族」のサドヤマさん宅。
アルバイトが多く、帰っても寝るだけの生活なんだとか。
そんなサドヤマさん月々の電気料金は、約4000円。
そんな方におすすめの電力会社は?
巻口守男さんによると、使用量がもともと少ないという事なので、
LOOOPでんきや楽天でんきなどが行っている使った料金だけ支払うという「基本料金が0円」のプラン。
あまり使わないという人は割安だそうです。
あまり使わない約4000円/月⇒3630円/月=毎月370円お得、年間だと4440円お得に!1ヶ月分ほど安くなります。

しかし600以上もある電力会社の中から、自分の家の生活パターンにあった料金プランを探すのが大変と思っているのでは?
実はその比較が、自宅で簡単にできるWEBサイトがあります。

シミュレーションで簡単に試算も可能なサイトは下記から

電力自由化電力会社を変えるとなると手続きが面倒くさい?

しかし!「検針票」さえあれば、わざわざ電力会社に行かなくても、自宅で簡単に変更することができます。
変更先の電力会社のHPを確認すると、「申し込みページ」があり、
そこに、名前、生年月日など、個人情報を入力し、「お客様番号」と「供給地点番号」の2つの番号を入れます。
この「お客様番号」と「供給地点番号」!あまり聞きなれないかもしれませんが、
自宅に届く「検針票」に必ず明記されていますので、この2つの番号を入力すれば、もう手続きは完了です。
今の電力会社の契約解除は新しい会社がすべて請け負ってくれますので、
元々契約していた電力会社に、解約の連絡や面倒な手続きをする必要はなく、スマホやパソコンがあれば、5分程度で簡単に電力会社の変更ができます。

【電力自由化の問題点】2年目以降の料金に注意!

ただ一点巻口守男さんによると、電力会社変更の注意点が!
それは、2年目以降の電気料金です。
一時のお客さんが欲しいから、1年目はキャンペーンで安いですが・・・
2年目以降になると、同じ金額にならない場合があるそうです。
ですので、しっかりと料金を確認したうえで、変更の手続きをするようにしましょう!

最後に

生活スタイルで電力会社を選ぶ時代になりました。
シミュレーション可能なサイトで自分に合ったプランを探してくださいね。
実際に変えた1年目は安くなりました。多い時には1000円ほど安い月もありました。
2年目は気をつけたいと思います。
私の場合は元は関西電力だったのですが、途中お得なプランがあると電話がかかってきたことがありましたが、 私の場合には合わないプランだったので断りました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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