きょうの健康【ドライアイ予防】涙のセルフケア涙をパワーアップさせる方法

ドライアイ

2019年10月8日放送のきょうの健康はトコトン点検!目の健康というテーマで今回は、「目が乾くだけじゃない!ドライアイ」が紹介されました。
スマートフォンやパソコンなど毎日目を酷使している方多いのではないでしょうか?そんな方に増えているのがドライアイ。
放っておくと肩こりや頭痛など全身の不調にもつながります。
でも実は日本はドライアイ治療の先進国なんです。今回はドライアイの治療や予防について教えてくれました。
ドライアイについて教えてくださったのは、東京女子医科大学眼科 教授 高村悦子先生です。

ドライアイ

講師:東京女子医科大学眼科 教授 高村悦子先生(専門は角結膜感染症・ドライアイ・アレルギー性疾患)
患者さんの目にうれし涙をが診療のモットーです。
キャスター:黒沢保裕さん・岩田まこ都さん

ドライアイの患者数はなんと2000万人を超えると言われています。
ドライアイは目に大切な「涙」が役割を果たせていない状態と言う事でした。

目が乾くだけじゃない!ドライアイ今回のポイント

ドライアイなぜ起こる?

●涙の役割

  • 酸素を与える
  • 栄養を与える
  • 外敵から目を守る
  • 保湿
  • 異物(ゴミ)などを洗い流す

●まばたきと涙の関係
「涙」は、まばたきの弱い刺激などにより「涙腺」から分泌され、目の表面に広がります。
そして目の表面に広がった後、まばたきで目を閉じた時に、排出口である「涙点」から鼻腔に流れていきます。

ところがまばたきをしないまま目を開いていると、「涙」は目の表面から蒸発していきます。
まばたきは通常、3秒に1回程度と言われますが、パソコン作業などをしているとそれが10~20秒に1回程度に減ってしまいます。
パソコンやスマートフォンを凝視して目を開きっぱなしになっていると「涙」はドンドン蒸発し、「涙」が足りない状態になってしまいます。

●ドライアイの自覚症状

  • 目がショボショボ・ゴロゴロする
  • 目を開いているのがつらい
  • 目が痛い・充血する
  • 目が疲れる・見えにくい

Q.涙の層が不安定になるまばたきの回数以外の原因は?

  • 涙の分泌が少なくなる

・加齢による涙腺の萎縮
・コンタクトレンズの使用
・緊張やストレス
・シェーグレン症候群(自己免疫疾患)

  • 涙の蒸発が早くなる

・エアコンなどによる乾燥
・パソコンやスマートフォンの長時間使用によるまばたきの低下
・涙の表面の油分が不足

日本はドライアイ治療の先進国

ドライアイの処方薬が3つあるのは日本だけだそうで、治療のための研究も日本が一番進んでいるそうです。
その処方薬の3つの目薬は、
●目薬の種類
ヒアルロン酸ナトリウム:保水作用
・乾燥感が強い時に使用
ジクアホソルナトリウム:水分とムチンを分泌
・涙を増やしたい時に使用
・シェーグレン症候群にも効果的
レバミピド:粘膜を修復・ムチンを分泌()
目がゴロゴロする時に使用
注:液が白く目の周りにつくことがある。のどに回ると苦い(元々胃薬なので心配ない)
ポイント:ドライアイ治療は、点眼薬を続けることが大切です。

【ドライアイ予防】自分でできる涙のケア

涙をパワーアップさせる方法
意識してまばたきをする⇒まばたきをすると涙が出ます。
伏し目がちを意識する⇒目を開いていると涙が蒸発するため
乾燥に注意する⇒エアコンや扇風機の風に注意(涙の蒸発の速度が上がる)
点眼液を指示通り上手に使う(市販含む)
目を温める⇒温めたタオルなど(洗顔前後)

 

最後に

スマホやパソコンを長時間操作するのは目に悪いというのは分かりますが、
まばたきを10秒以上しないと言うのはよく分かりません。
私の場合、意識してやっているわけではありませんが、2~3回連続してまばたきしているときがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。