人生レシピ【黒カビを死滅させる方法】と頑固な汚れを落とすプロのワザ

あしたも晴れ!人生レシピ,黒カビ 頑固な汚れ
2019年9月28日放送のあしたも晴れ!人生レシピでは、「スッキリ!頑固な汚れを落とすワザ」が紹介されました。

いつの間にかたまってしまった頑固な汚れ、ホコリだらけの網戸、お風呂、キッチンなどなど気にはするけど後回しにしていませんか?
汚れに悩む主婦の方は・・・汚れを放っておいて蓄積されてしまう・・・。
そこで汚れ落としの達人がそのワザを伝授!水アカで見えなかった鏡が、ホコリだらけの網戸がスッキリ!
お風呂の黒カビがたったそれだけで?目からウロコ、黒カビとはおさらばなど今回は家庭で使えるプロの技を伝授してくれました。
スッキリ!頑固な汚れを落とすワザについて教えてくださったのは、教えてくれたのは、NPO日本ハウスクリーニング協会指導員 佐藤嘉浩さんです。

スッキリ!頑固な汚れを落とすワザを伝授

番組は頑固な汚れに悩んでいるという土屋洋子さん宅を訪れました。
汚れが気になっているのは、キッチンの購入してまだ2年ほどという汚れがこびりついたガスコンロ。

土屋洋子さん「食事を作った後ってコンロが熱いじゃないですか。
冷めてからやろうと思ってもうそれっきり、言い訳がましいんですけど」
家事全般と週5日のパートタイム気になる汚れがあっても手が回らないという土屋さん
他にも様々な汚れにお悩みの土屋さん。

汚れ落としのプロ佐藤嘉浩先生がガラス面のコンロの頑固な汚れを落とすワザを伝授!

土屋さんが水に濡らしたメラミンスポンジでこすりますが全く落ちません。
土屋さんはメラミンスポンジが万能だと思っていたそうです。

佐藤嘉浩先生が達人ワザでコンロをキレイにします。
使うのは、アルミホイルと重曹。
※重曹(弱アルカリ性)+油汚れ(酸性)⇒中和

達人はまずアルミホイルを適度な大きさにたたみ、重曹を汚れたところにふりかけました。
そしてアルミホイルで軽くこすっていくと、重曹が油汚れに反応し、みるみるうちに剥がれていきます。
ポイント:重曹の粒はガラス面を傷つけず、汚れだけを取ります。

※アルミホイルは汚れの凹凸に反応し、力を入れなくても汚れを落とすことが出来るんです。

さらに達人が手にしたのは要らなくなったカード
分厚く硬くこびりついた汚れは、カードの硬さと大きさが丁度良いそうです。
汚れを落とした重曹は、、カードに乗せてそのままシンクの排水口へ
達人が汚れを落とした後はピカピカに輝いていました。

  • 主婦の土屋さんが使ったのは、メラミンスポンジ
  • 汚れ落としのプロ佐藤嘉浩先生が使ったのは、重曹・アルミホイル・カード

達人が汚れのついた換気扇の洗い方を伝授!

そして次はコンロの上にある換気扇は、17年間全くの手つかずなんだそう。
佐藤嘉浩先生「ファン(はね)の間に、ホコリと油がどんどん蓄積してしまって、
それが厚みを増してくると空気が抜けなくなってくるので、
料理をしたら、油煙といって、油の煙がたまってしまって
室内がなんとなくベトベト、それが汚れとなってしまいますから」

油煙はキッチンだけにとどまらず、他の部屋まで広がっていきます。

汚れのついた換気扇の洗い方

  1. 安全のため、電源を外します。
  2. パーツを外します。
  3. ネジを外してファンを取り出します。

換気扇のファンの油汚れの落とし方

ファンのこびりついた汚れを落とします。
土屋さんが歯ブラシで汚れを落とそうとしますが、全く落ちません。

そこで達人が取り出したのは段ボール
1.段ボールの箱の角を切り、穴を開けます。
2.二重にしたビニール袋を段ボール箱へ入れます。
3.ビニール袋の端を1の穴からシンクの方へ出しておきます。
4.アルカリ性洗剤(酸性の汚れに有効)をコップ1杯分入れて箱へ入れます。
5.換気扇のファンを箱に入れ、そこに60℃のお湯を満たし、袋を閉じます。
ポイント:高温で油は柔らかくなり、落ちやすくなります。
6.ガムテープで段ボール箱を密封します。
ポイント:段ボール箱は保温のためです。
7.このまま1時間、アルカリ性洗剤が油汚れに浸透するのを待ちます。
8.1時間後、ファンの油汚れがふやけているかを確認し、歯ブラシなどで汚れを落とします。
アルカリ性洗剤と60℃のお湯の力で17年間の汚れをキレイに落とすことが出来ました。
9.穴から出していた袋の端をはさみで切ってシンクに流します。

●用意するもの

  • 段ボール箱
  • アルカリ性洗剤:コップ1杯
  • ビニール袋:2枚

その他、カッターナイフ・ガムテープ・歯ブラシなど

カードの使い方:全体的にこすりたい時は、長い方の辺、こびりついた汚れは角を使います。
他にも、針金ハンガーにタオルを巻きつけその上をパンストで止めると、隙間のホコリや曲げると手の届かない棚など高い所のホコリ取りに使えます。

鏡の水アカ・水道の金具の石けんカス・黒カビ

●水アカ(アルカリ性):水が蒸発した後、カルシウム、マグネシウムが残り硬く結晶化したもの。
放っておくと範囲が広がり分厚くなって取れにくくなります。

土屋さんは、浴室用洗剤(中性)をかけ、スポンジで洗いました。
水を流すと洗ったところがキレイに見えます。
しかし、乾くと水アカがびっしり・・・。

●石けんカス(アルカリ性):石けんが水道水のミネラル分(カルシウム・マグネシウム)と反応してできたもの。
土屋さんは、こちらも浴室用洗剤(中性)をかけ、スポンジで洗いました。
こちらも石けんカスが残っていました。
佐藤嘉浩先生「汚れ(水アカ・石けんカス)はアルカリ性なので、洗剤は酸性(クエン酸)を使いたい」

クエン酸(弱酸性):柑橘類に含まれる酸味成分が「水アカ・石けんカス」など
アルカリ性の物質を中和させてとかすことができます。

達人は、水にとかしたクエン酸(クエン酸水)を鏡と水道金具にスプレーしました。
達人が選んだ水アカを落とす道具は「人工ダイヤモンドスポンジ」硬い水アカを落とすのに最適です。
ジャリジャリという音がしますが、水アカが削れている状態です。
鏡の水アカは分厚いため、人工ダイヤモンドス付きポンジで、水アカにキズをつけてクエン酸を浸透させながら除去していきます。
水道金属の石けんカスは、スポンジだと目詰まりしますので、カードを使用し、削り取ります。

●黒カビ:繁殖条件・温度20~30℃・湿度70%以上・栄養(汚れ)
黒カビはカビ取り剤で取り除くのが一般的ですが、数日後また出てきます。
そこで、黒カビを簡単に取る方法を達人が伝授してくれました。

達人が伝授簡単!黒カビを死滅させる方法

1.浴室のお湯の温度を50℃にします。
2.黒カビにシャワーで50℃のお湯を90秒間かけ続けるだけです。

この温水シャワーによる黒カビ撃退法を研究している
NPO法人 カビ相談センター 獣医学博士 高鳥浩介先生によると、
黒カビは50℃に達すると、5秒間で死滅してしまうといいます。
しかし、黒カビは表面に見える範囲だけでなく、
その奥まで浸透していきます。その範囲は表面から1mmほど、カビ取り剤ではここまで届かないので、数日後また出てきてしまいます。
50℃の温水を90秒間かけ続けると表面から1mmの間が50度に達し、カビは完全に死滅するのです。

しかし、温水だけでは表面の黒い色素は完全には取れません。
そこで、目地用補修ペンで塗ればキレイになります。

それでもカビの胞子は、常にどこからか入り込んできます。
1週間に1度50℃のお湯をかけて黒カビ再発防止を心がけてください。

●お風呂掃除の注意点
窓・ドアを開けて換気扇を回し、十分換気をしてください。

洗剤の取り扱い
カビ取り材(塩素系)とクエン酸(酸性)を同時に使うと有毒ガスが発生し、大変危険です。
クエン酸を完全に洗い流してから使用するようにしましょう。

ホコリだらけの網戸の汚れを落とすワザ

ホコリだらけだと風の通りも悪いし、また、ホコリが室内に入ったりします。
土屋さんは水が出るハンドブラシでこすりますが、ホコリがダマになって、逆に汚くなってしまいました^^;
次にお湯でふやかして取ろう作戦を始めました^^
汚れは先ほどよりは取れてはいましたが、あまりキレイとは言えませんでした。

佐藤嘉浩先生「土屋さんのやり方は水で取ろうというやり方ですが、そうするとダマが出来てしまうので、 これが目のところへ引っかかって取れなくなるので、乾いたホコリは濡らしたらいけないんです」

ホコリだらけの網戸をキレイにする達人の方法

1.内側から網戸一面にに新聞紙をテープで貼ります。
2.外側に回り、掃除機のブラシでへばりついたホコリを吸い取ります。
ポイント:新聞紙が壁となり、掃除機が圧着し、ホコリを吸い込みやすくします。
3.網戸についたホコリを全て吸い取ったら、水をつけたスポンジで両面を洗い、ぞうきんで拭き取ったら完了です。

窓ガラスの頑固な汚れを落とす方法

佐藤嘉浩先生「外側は、砂ボコリなどホコリ系がついているんですけど、
室内側は、手あかとかそのような汚れがつきます」
「外側をキレイにして、内側をキレイにすればかなりスッキリ感がでます」
土屋さんはぞうきんを絞り、上の方から拭き始めました。
土屋さん「キレイになるけど拭いた通りに線がつきますね。
なんかホコリが移動するというか・・・」
ガラスに付着したホコリが濡れたぞうきんに集まるだけで、
キレイになりませんし、余計にホコリが目立ちます。

窓ガラスの汚れをキレイにする達人のワザ

1.ガラスを拭く前に枠などにある邪魔なホコリをブラシで取ります。
2.台所用中性洗剤をバケツの水で泡立て、窓ふき専用のシャンパーにつけます。
3.窓の上から横に拭いていきます。
4.拭き終わったら、窓用掃除ワイパーで洗剤で浮いたホコリを切ります。
5.これを上から順番に汚れを漏らす事なく横に同じ方向へ、同じ角度で行います。
ポイント:こうすることで同じ方向に汚れを寄せることが出来ます。
6.今度は縦方向にワイパーを動かし、汚れを全て同じところに寄せます。
7.それをぞうきんでキレイに拭いて完了です。

最後土屋さんは全てキレイになって感動していました。

最後に

黒カビの取り方が本当に目からウロコでした。
カビ取り剤をまくのが嫌いだったのでありがたい情報でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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