2019年8月20日放送のこの差って何ですか?では、おしっこの回数が少ない人とおしっこの回数が多い人の差について紹介されました。
おしっこにあまり行かなくても平気な人もいれば、おしっこにすぐ行きたくなる人もいますよね。
おしっこにすぐに行きたくなる人とおしっこにあまり行かなくても平気な人に明確な差があるといいます。
教えてくれたのはおしっこについて研究して25年旭川医科大学 松本成史先生です。
目次
おしっこにすぐに行きたくなる人とあまり行かなくても平気な人の差
松本成史先生によると、
おしっこにすぐ行きたくなる人とあまり行かなくても平気な人の差は、
膀胱の筋力が衰えているかどうかの差なんだそうです。
水分や老廃物が血管を通り、腎臓へ行き、腎臓でろ過されて膀胱にある程度たまっておしっことなり、排尿という形で体外へ排出されます。
おしっこがたまる膀胱は筋肉でできていて、伸び縮みする臓器ということになります。
あまり行かなくても平気な人の膀胱は、衰えず柔らかく伸びやすい⇒おしっこを多くためやすい
おしっこにすぐに行きたくなる人の膀胱は、衰えて硬く伸びにくい⇒おしっこをためにくい
膀胱が衰えているとある問題が・・・。
膀胱にある程度おしっこがたまると脳にたまったというサインが脳に伝わり⇒尿意⇒出せ(命令)⇒排尿
ただし、膀胱の筋力が衰えている人は十分に出し切れない(残尿)膀胱が縮みきれない⇒おしっこを出し切れないという可能性はあるそうです。
膀胱の筋力が衰えているとたまったおしっこを出し切れない⇒残尿
膀胱は空っぽでたまりだしますが、残尿があると、次の尿意まで短い(少ない量でもすぐに尿意)⇒回数多
膀胱の筋肉が衰える原因
加齢:年とともに筋力が落ちていきます。
1日あたりの平均おしっこ回数
20代:6.0回
30代:6.9回
40代:7.0回
50代:7.3回
筋力が衰えた膀胱⇒おしっこ時間長
松本成史先生が1回のおしっこの時間を約4000人調べたデータによると、
- 20~39歳:約15秒
- 40~49歳:約18秒
- 50~59歳:約21秒
- 60~69歳:約22秒
- 70~79歳:約25秒
- 80歳~ :約30秒
と、年齢とともに長くなっています。平均は約21秒になるそうです。
多くのほ乳類の1回のおしっこの時間⇒平均約21秒というデータがあるそうです。
松本成史先生によると、おそらくいうことですが、
ほ乳類はおしっこを出すとニオイで存在がバレてしまう⇒おしっこの回数をできるだけ減らして自分の存在を教えたくない。
おしっこの時間が長いと敵に襲われる⇒進化の中でおしっこの回数を減らし、多くの動物が21秒前後で、人もほ乳類の1つとして21秒前後ではないか?と言う事でした。
- 筋力が衰えず収縮力がある⇒おしっこが勢いよく出る⇒おしっこ時間短
- 筋力が衰え収縮力がない⇒おしっこが勢いよく出ない⇒おしっこ時間長
さらにおしっこにすぐに行きたくなる人には心理的な原因も・・・。
おねしょが長く続いてた子どもほど、将来おしっこが近い傾向があるそうです。
おしっこの回数が多い鈴木亜美さんも小学校2~3年生くらいまでおねしょをしていたそうです。
私もおそらく小学2年頃までしていたと記憶がありますが、今、おしっこの回数が多いです。まあ、年のせいかもしれませんが^^;
過活動膀胱(かかつどうぼうこう):「漏らしたらダメ。早く行かなきゃ」と尿意が強くなり⇒膀胱が伸びる前におしっこに行く。
これが結果的に伸びない膀胱になってしまうそうです。
Q.おしっこにあまり行かなくなる方法は?
尿意が来たら我慢:尿意が来てから数分の我慢(しすぎはいけません)
これを繰り返す事によって膀胱の伸び縮みの伸びの力が出てくるそうです。
また、早かった尿意の時間も徐々に延びていく⇒おしっこが我慢できるようになるそうです。
松本成史先生によると、
多くの人が40歳を超えると、おしっこに関して気になる事が出てくると言う事でした。
松本成史先生の元にも相談が多い・・・。
40歳からのちょっと気になるおしっこの悩み
おしっこに関する悩み
松嶋尚美さん(47)の場合:おしっこが不意に尿漏れしちゃう
尿漏れの対策
これは女性特有の病気で毎日や常にと言う人は少ないですが、何かのひょうしでチョロッと漏れたという経験は多くの方が経験されているそうです。
これは「腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)」と言い、お腹に力が入ったとき⇒尿漏れすること。
膀胱を支えている骨盤低筋がゆるんで弱くなると、尿道にある尿道括約筋(例えると蛇口のパッキン)がゆるむのでお腹に力が入ったとき尿漏れ。
骨盤低筋:出産するとダメージを受けるそうです。
尿漏れの対策骨盤低筋を鍛える肛門キュッキュッ体操のやり方
肛門をグッとしめたり、ゆるめたり調節する体操です^^;
- 5秒間肛門をしめます。
- ゆっくりしめた肛門をゆるめます。
1日10~20回を継続的に行う事で軽い腹圧性尿失禁は軽減するそうです。
肛門キュッキュッ体操は立っていても座っていてもできる体操ですので、いつでもできますね^^
おしっこに関する悩み
オードリー春日さん(40)の場合:おしっこの時におしっこが泡立っちゃう!
「おしっこに洗剤が混じっているのかな?」というくらいなんだそう。
松本成史先生によると、おしっこが泡立つというのは、普通のおしっこにない成分が出るとき泡立ちやすいそうです。
それは主にたんぱく質や糖分と言われていますが、通常たんぱく質は腎臓から出ない物ですが、 腎臓が悪くなったりたんぱく質が増えすぎるとおしっこに混じるそうです。
糖分の場合は、糖尿病で高血糖の場合、糖分がおしっこに混じるそうです。
尿検査でタンパクや糖が出ていると指摘された事はないですか?
たんぱく質や糖分がおしっこに混じる⇒泡立ちやすい
たんぱく質は、プロテインや食事、飲み物の影響で一時的に出る事があるそうです。
春日さんはボディビルに出た事があるくらいですからたんぱく質(プロテイン)は1日3回摂っているそうです。
一時的なら病気ではないそうです。
毎回、毎日出ている人は、タンパク尿・糖尿だと糖尿病か腎臓の病気の可能性が⇒医療機関へ。
おしっこに関する悩み
加藤浩次さん(50)の場合:おしっこのキレが悪い
あなたが男性の方なら経験ありませんか?
パンツにおしっこの跡が・・・。
なぜこのような事が起きるのでしょうか?
松本成史先生によると、男性の体の構造上ある程度致し方ないそうです。
ちょい漏れ=排尿後尿滴下(はいにょうごにょうてきか)ということで、医学の世界で名前がついているそうです。
排尿後尿滴下=おしっこが終わった後にちょい漏れ(笑)
なぜかというのは女性の場合は、尿道は、膀胱の真下ですが、男性の尿道場合は曲がっています(例えると配水管と同じ形)。
おしっこが終わると、配水管のS字の所にちょいたまりしている状態と同じで、これは若い頃は膀胱の縮む力も強いので、 S字にたまらず出せます、年と共にS字がゆるんできてたまりやすくなり、 おしっこが終わったときズボンをはいたりして体を動かすとちょい漏れしてしまうと言う事でした。
ちょい漏れをできるだけ減らす方法
おしっこがたまってしまう場所は、肛門と陰嚢(いんのう)の間で、そこをを手で押してあげると、残らず出てしまうそうです。
ちょい漏れでパンツを濡らす方はやってみてください^^
最後に
年をとるとちょい漏れしてしまうんですね・・・。致し方ないという事でちょっと安心しました(^^ゞ
車や家電もそうですが、人も年数が経つとガタが来てしまいますね(;.;)
【人生レシピ】女性の尿もれを防ぐ骨盤底筋トレーニングのやり方を関口由紀さんが紹介!
最後までお読みいただきありがとうございました。