2019年8月5日放送のきょうの健康の特集は、夏休み特集 みんなの保健室。
今回は「見られたくない!ニキビの悩み」について紹介されました。
これって病気?って思っても家族や友人に相談しにくいそんな10代・20代の若者が抱える体の悩みに答えてくれました。
今回のテーマは、ニキビの悩み。たかがニキビと侮ってはいけません。対処を誤ると症状が悪化人に見られたくないという思いから外出が億劫になるさらにニキビ跡が一生残ってしまうこともあります。そこで今回は、正しいスキンケアの方法や病院で受けられる治療法などについて紹介されました。
教えてくださったのは、明和病院 皮膚科 ニキビセンター長(兵庫医科大学 臨床教育教授)黒川一郎先生です。
講師:明和病院 皮膚科 ニキビセンター長 黒川一郎先生
ニキビ治療を行うスペシャリストです。
キャスター:黒沢保裕さん・岩田まこ都さん
ゲスト:タレント・俳優 前田航基さん(お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄)
目次
ニキビの悩み
今回のポイント(ニキビの悩み)
ニキビってなに?
ニキビについてニキを経験したことがある男性5人の若者のみなさんの話。
Q.ニキビができたら?
「つぶしちゃう。つぶしてティッシュで血を止める」
みんな「やっちゃう やっちゃう」
「ニキビを触るの楽しくない?」
2人ほど「ちょっとわかる」
前田航基さんへの質問がありました(○か・×か)。
Q1.油っぽいものや甘いものを食べるとニキビができやすい「×」
特定の食事でニキビができやすくなるという科学的な定説はありません。
・バランスの良い食事を摂ること
・規則正しい時間に摂る
これらが大事だそうです。
Q2.小さなニキビは、指でつぶすと治りが早い「×」
手に付いた雑菌によって悪化する可能性があるため例え小さくてもつぶしてはいけません。
Q3.1日1回洗顔すると予防になる「×」
1日1回の洗顔では足りません。
ニキビを予防するためには、最低1日2回の洗顔がおすすめです。
黒川一郎先生「患者さんに1日1回から1日2回の洗顔をすすめたら症状が軽減したという論文があります」
ニキビの原因
毛穴の奥には、皮脂を分泌する皮脂腺があります。
皮脂腺から皮脂が分泌されると毛穴にたまります。
通常は皮膚の表面に出て行き潤いが出てきます。
それが主に男性ホルモンの影響で毛穴が詰まってしまいます。
毛穴が詰まった状態が続くとニキビの原因にきび菌(アクネ菌)が増殖し、これが白ニキビや黒ニキビの原因になります。
白ニキビ:毛穴の出口にいつまでもたまっている状態
黒ニキビ:毛穴の出口が開いたもの
白ニキビや黒ニキビが悪化すると、アクネ菌によって毛穴が炎症を起こし赤ニキビに、さらに炎症がひどくなって黄色く膿んでしまった状態の黄ニキビへと進行します。
赤ニキビ・黄ニキビ:
炎症を起こし、ニキビ痕になりやすいため、出来るだけ早く治療を受けることおすすめします。
Q特に気をつけた方が良いのはどの段階?
赤ニキビの延長線が黄ニキビですので、赤ニキビを早く治療することが望ましいそうです。
Q.若い頃はなんでニキビができやすい?
男性の場合:一番大きいのは男性ホルモンで思春期になると分泌が活発になるそうです。
女性の場合:副腎 卵巣で男性ホルモンが作られると考えられているそうです。
どちらが出来やすいかという男女の差はないと考えられているそうです。
●正しいスキンケアでニキビ予防!
◆洗顔のやり方
- 手をしっかりと洗います。
- 洗顔石けんを良く泡立てます。
- できるだけ手が直接触れないように優しく洗顔します。
ポイント:刺激を与えないようにします。
- すすぐ時もゴシゴシしないで、ニキビを押さないように優しくすすぎます。
- 洗顔が終わったら、すすぎ残しがないかチェック、清潔なタオルで水分をそっと拭き取ります。
◆洗顔後の保湿
優しく肌になじむように行います。
さらに最後に日焼け止めを使用。
※日焼け止めもニキビ予防に重要なものです。
おすすめのスキンケア
①洗顔⇒②保湿⇒③日焼け止め
保湿:水分量を適切に保つ
日焼け止め:ニキビの悪化因子である紫外線を防ぐ
Q.女性の場合化粧するときは?
- ポイントメイクで視線をニキビからそらす
- 油性のファンデーションはさける
ニキビの治療法は?
急性炎症期
・赤ニキビ
BPO(過酸化ベンソイル)⇒毛穴のつまりをなくす
・黄ニキビ
抗菌薬⇒炎症を抑える
漢方
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)など
維持期
・黒ニキビ
アダパレン
・白ニキビ
BPO(過酸化ベンソイル)
Q.どの段階で病院?
1つのニキビでも早い段階での治療が悪化の防止につながります。
最後に
ニキビは私も中学・高校のとき出来ましたけど、
最初の若者のようにつぶして膿を出してオロナイン軟こうを塗ったぐらいでした^^;
それでも幸いニキビ痕など出来ませんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。