【金スマ】医者が教える正しい食べ方&多くの人が間違っている食べ方

金スマ 正しい食べ方 間違った食べ方

2019年7月26日放送の中居正広の金曜日のスマイルたちへでは、女の噂医者が教える正しい食べ方第4弾が紹介されました。
紹介してくれたのは医者が教える食事術の著者であるAEGエージーイー牧田クリニック 院長 医学博士 牧田善二先生です。

医者が教える正しい食べ方

良かれと思った×何気なくしていたあなたの食べ方は実は大間違い?
常識が覆る!医学的に正しい食べ方とは?
今回は食生活のモデルとして芸能人の食生活に密着していましたが、
間違った食べ方だったようです。

また、美容や健康に興味がある主婦100人にアンケート調査をしていました。
「知らなかった」「信じていました。ショック」「本当に以外でした」など
驚いた人が多かったそうです。

まず食べ方を間違っていた1人目の芸能人は、女優 雛形あきこさんと俳優 天野浩成さん夫妻です。
この夫婦が勘違いしていた食べ方が、主婦100人が驚いた「医者が教える正しい食べ方」ランキング第4位!
多くの人がやっているであろう病気を予防するための食べ方とは?

痛風になるのを気にしてビールや魚卵を避けるのは意味がない!

天野さんは結構お酒が好きでよく飲むのだそうですが、痛風(尿酸値が高いため)を気にして、 ビール(プリン体)を飲まないで、今回の食事でまずハイボールを注文していました。

痛風にならないようにビールを避けている⇒間違い×!

痛風の原因になるのは、多くの人が知っているでしょう「プリン体」です。
ビールや魚卵、レバーなどに多いですよね。
しかし、食事は痛風になるかならないかにあまり関係ないそうです。
牧田善二先生によると、
食べ物から得るプリン体よりも常に体内で作り出される方が多いそうです。
プリン体は常に体内で作られていて
体内で作られているプリン体:8割
食事の影響を受けるプリン体:2割

ですので、プリン体を摂っても、控えても痛風の発症にほとんど影響がないそうです。
牧田善二先生「過剰にビールを飲んだり、魚卵を食べてなければ問題はありません」

痛風になるかならないかの決め手とは?

牧田善二先生「痛風の一番の原因は体質です。
痛風の患者さん約8割が食物とは関係ありません」
来月8月9日に発売される「医者が教える正しい食事術実践バイブル2」にも

「私の患者さんもそうですが、もともとプリン体をたくさん作り出しやすい人がいて、 食べ物に気をつけていても、尿酸値はなかなか下がりません。」
「逆に普通に魚卵を食べているのに、尿酸値が正常値下限より、大幅に低い人もいます」
と書かれているそうです。

牧田善二先生「痛風患者の多くは、尿酸の排出が出来ていないんです」
食事で摂ったものでも体内で作られたものでもプリン体は肝臓で尿酸という物質に変化、 体内にたまりすぎると、尿酸のトゲトゲの結晶で痛みを引き起こします。
やがて尿酸は尿や便と一緒に排出されるのですが、体質的に乳酸の排出力が弱いと痛風になりやすいといいます。
つまり食事でプリン体を控えてもほとんど関係ということです。

●体質は変えられない?諦めるしかない?
牧田善二先生によると、ある物が痛風予防になるといいます。
それは・・・?「牛乳」牛乳に含まれるたんぱく質が尿酸の排出を促すそうです。
牧田善二先生「牛乳は1日たった1杯飲むだけで尿酸の排出効果があるのでおすすめです」
他の乳製品でも効果が期待できるというので乳酸の排出力に不安がある方は摂るようにしましょう。
既往症のある方はかかりつけ医に相談してください。

続いて食生活を間違えていた芸能人は
お笑いコンビフォーリンラブの バー ビーさん

主婦100人が驚いた「医者が教える正しい食べ方」ランキング第3位!

キムチを汁まで食べないと腸内環境的にもったいない!

つい捨ててしまうキムチの汁、実は栄養がたくさん!
実は健康オタクだというバービーさん
冷蔵庫にはルイボスティー、シンク下にはサバ缶

何を捨てていたのか料理を作るところをウォッチング。
キムチとサバ缶を合わせ、豆腐に汁までたっぷりかけていました。
これでバービー特製サバ缶キムチ豆腐の完成です(ここまで問題なし)。
食事後の後片付けに問題があったようです。
残ったキムチの汁を捨てていました。

キムチの汁にはある栄養素が大量に含まれているからです。
牧田善二先生「キムチの汁には乳酸菌が多く含まれています」
腸内環境を整えてくれる乳酸菌はキムチの主な材料である白菜にはわずかしか含んでいないですが、 発酵する事により、爆発的に増え、その量は乳酸菌が多い食材の代表格ヨーグルト(1gあたり約5~10億個)と同じ量です。
実はキムチは乳酸菌の宝庫で、特にキムチをつけた汁には大量(白菜の部分の10倍)に含んでいるそうです。
牧田善二先生「「乳酸菌は、大腸がんの予防、体内の免疫を保つ効果が期待されています」
かといって、キムチの汁を飲むのはつらいですよね^^;
どうすればいい?

牧田善二先生おすすめ乳酸菌を無駄なく摂る食べ方

乳酸菌は熱に弱いので、余ったキムチの汁にマヨネーズ、リンゴ酢などを混ぜ、サラダなどに使うドレッシングにします。
さらに、そうめんなどの麺つゆに混ぜても摂取できると言います。

しかし、キムチの汁まで使うとなると塩分が多くなるのは?
実はキムチは、他の漬物の中でも塩分は控えめです。
●100g中の塩分量

  • 梅干し:22.1g
  • 高菜漬け:5.8g
  • 福神漬け:5.1g
  • たくあん:2.5g
  • キムチ:2.2g

他にもまだある間違った食べ方とは?

正しいヨーグルトを食べ方

雛形あきこさんは毎朝起きるとまず、ヨーグルトを食べているそうです。
これ間違い×ヨーグルトは食後に食べないと効果減!
ヨーグルトに含まれているビフィズス菌はお腹の調子を整え、整腸作用、便秘解消、ダイエット効果があることは、多くの人がご存じだと思います。

しかし、食前だとビフィズス菌の数が減るそうです。
理由:牧田善二先生「ビフィズス菌は、胃酸に弱いからです」
食前に食べると空腹の胃には胃酸が多いので腸に届く前に死滅する事が多いそうです。
なので、ヨーグルトは食後に食べるべきです。
食後は食べ物が胃に入り、胃酸が中和されている状態ですので、腸に届く可能性が高くなります。
ビフィズス菌を腸まで届けたいなら、ヨーグルトの前に野菜を食べるのがおすすめです。
野菜はアルカリ性なので、ビフィズス菌の効果がより期待できるそうです。

正しい納豆の食べ方

バービーさんはブランチに納豆を食べるというのですが、納豆を食べる際、大きな間違いが!
まず、納豆に卵の白身だけ入れかき混ぜる。これ間違い×

納豆に卵を入れるのは、実は大損をしている!
×納豆+卵=大事な栄養素が損なわれてしまうそうです。
それは・・・?
納豆に含まれる美肌効果があるビタミンBの一種「ビオチン」
ビオチンの役割:体内のコラーゲン生成の補助、頭皮の血行を促進させるといいます。

牧田善二先生「卵白にある「アビジン」というたんぱく質が「ビオチン」の吸収を阻害する作用を持っています」
卵白(アビジン)×納豆(ビオチン)⇒吸収されない!
納豆に卵を混ぜて食べる人も黄身だけを入れるようにしてください。

甘いものの間違った食べ方

雛形あきこさんは常に甘いものを持ち歩いているそうです。
撮影前には、集中力をアップさせるため、お菓子で糖分を摂るそうです。
でもこれ間違い×
牧田善二先生「甘いものを食べるとむしろ集中力が下がり、作業能力が低下します」

●頭を働かせるため、甘いものを食べるのは逆効果!
甘いものには脳の栄養であるブドウ糖が多いのになぜ?
牧田善二先生「1度にたくさんの糖質を摂ると低血糖の状態になって眠くなり、集中力が低下するなどの症状がでます」
低血糖とは:血糖値が基準よりも低い状態のこと。

甘いものには糖分が多いのに 血糖値を下げてしまうってどういうこと?
糖分の多いものを食べると、血管の中の血糖値が急上昇⇒これが良くないのです!
急上昇した血糖値を下げるために体が分解し、血糖値を基準よりも下げてしまいます。それを「反応性低血糖」と呼びます。
そうなると血管の中の糖が足りない状態になり、すると栄養となるブドウ糖が行き渡らず脳の活動が鈍り、眠くなって集中力を低下させてしまいます。

主婦100人が驚いた「医者が教える正しい食べ方」ランキング第2位!
定番の食べ合わせだが、大事な栄養素が摂れないことに!

肉と一緒に赤ワインを飲むと不足がちな栄養素の吸収が妨げられる

バービーさんは、高級ステーキ店で食事。
ステーキを赤ワインで食べていました。
でもこれ間違い×

●定番の食べ合わせなのに吸収できなくなる栄養素とは?
牛肉など肉類に含まれる鉄分、しかしワインに含まれるある成分がその吸収を妨げてしまうそうです。
それは・・・?
牧田善二先生「タンニンです。赤ワインに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害します」
ワインにはポリフェノールの一種「タンニン」が多く含まれています。
鉄分×タンニン⇒不溶性物質となり、体内に吸収されなくなってしまうそうです。

ちなみに鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素で、不足すると貧血やイライラ集中力の低下など症状など引き起こします。
女性には月経があり、鉄分が不足がちになりがちですが、鉄分は体内では作れませんので、肉や魚から摂るしかありません。
肉と一緒にワインを飲んだビーバーさんはみすみす鉄分を取り逃がしたことに・・・。

ではどうすればいい?
牧田善二先生「肉に含まれる鉄分を摂りたいなら、タンニンを含む物を1時間後に摂るのがおすすめです」
さらに鉄分不足の人は、吸収を助けてくれるビタミンCが摂れるオレンジジュースなどがおすすめです。

主婦100人が驚いた「医者が教える正しい食べ方」ランキング第1位!

ニンニクをそのまま食べても疲労回復効果ゼロ!

この間違いをしていたのは、雛形天野夫婦。
2人が訪れたのはニンニク料理専門店

まず、ニンニクの丸揚げをオーダー
疲労回復のためニンニクの丸ごと食べている。
これ間違い×
なぜなのか?
牧田善二先生「確かにニンニクは、疲労回復効果がありますが、丸ごと食べると疲労回復効果が期待できません」

それは一体どういうこと?
牧田善二先生「ニンニクが元気になる理由は、アリシンが疲労回復効果があるビタミンB1の吸収を良くしてくれるからです。
しかし問題なのはこのアリシンはニンニクの細胞の中に入っているため、包丁で細かく刻んだり、おろしたりして、 細胞壁を破壊しないと出てこない栄養素なのです。
そのため、ニンニクを丸ごと調理してそのまま食べてしまうと肝心のアリシンを摂取できなくなります。
だからかな?料理番組ではニンニクをみじん切りかおろすことが多いですよね。

と、ここである疑問が・・・
丸ごと調理したニンニクを良く噛んで食べればいいのでは?
それ間違い×
アリシンは熱してしまうと出てこない成分だそうで、疲労回復効果を得るためには生のうちに切ったりすりおろして食べるようにしましょう。

最後に

正しいと思って食べていた方法がほとんど間違いだったというのが分かって目からウロコでした。
私も尿酸値が高いので、牛乳を飲むようにしようと思いましてこれ見てから牛乳買ってきました^^;
あと、ヨーグルトも朝一番に食べていましたのでもったいないことしていました・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました。