【あさイチ】重い鞄を持つ時、洗面の時、家事の時など体が楽になる裏技を体の専門家が伝授!

あさイチ 身体 楽 疲れ 裏技

身体が楽になる裏技

古武術の専門家 岡田慎一郎先生伝授重い鞄の持ち方

古武術のノウハウ動きの専門家 理学療法士 岡田慎一郎先生が 重い鞄の持ち方 と洗面が楽になるやり方を伝授してくれました。
まず、10kgの重りが入った鞄を田村直之アナに普通にヒジを曲げて持ってもらいました。
まず「重い!」の一言
田村アナは「常に力こぶに力が入っていて張っている感じ」という感想でした。

古武術の専門家岡田慎一郎先生の重い鞄を楽に持てる裏技

岡田慎一郎先生が実験と言う事で手の平を上にして腕に田村アナが全体重をかけてのりました。
手の平が上の場合だと持ち上がらなかったのに、手の甲を上にしただけでで田村アナをいとも簡単に持ち上げてしまいました。

身体が疲れる原因と身体が楽と感じた理由

通常の持ち方=腕(上腕二頭筋/力こぶ)だけで支えているため
手の甲を上に=背中の筋肉も一緒に使えるため
ポイント:少し肩を前に落とす事
ですので、腕の単独プレーの状態から、背中と腕のチームプレーの状態で身体を使った効果なんだそうです。
背中の適度な張りが背中の力が腕まで伝わっている証拠なんだそう!

洗面所で楽になる動きを古武術の岡田慎一郎先生が伝授

洗面所で身体が疲れる理由

田村アナの顔の洗い方をチェックすると、普通多くの方がやっている
腰を曲げて前傾姿勢で顔を洗う=腰に集中的に負担がかかり疲れやすくなります。

洗面所で身体が楽になる裏技

  • 少しお尻を後ろに出します。
  • 高いイスにちょこんと腰掛ける感じにします。

この姿勢で洗面をすることで腰が反ったり丸まったりせずに前傾する事ができます。
お尻を突き出すように=腰が真っ直ぐになるため疲れにくくなります。
腰痛に悩んでいる方には朗報ですね!

科学的に検証するため、人間の身体の動きに詳しい東京大学 教授 深代千之先生のもとへ
洗面所の動きをしらべるため背中と太ももに装置をつけて筋肉の動きを調べていました。

・普通に腰を曲げていたとき=背中の筋肉に負担がかかっていました。
・お尻を突き出すように=背中への負担が減り、太ももの筋肉が多く使われていました。

深代千之先生によると、
足は筋肉が大きいので大きな筋肉は大きな力を出せるためそれを有効に使う方がいいんだそうです。

つまり、
普通に腰を曲げたとき=背中の細い筋肉を主に使うことになり、身体が疲れやすくなります。
お尻を突き出したとき=太ももの大きい筋肉を主に使うことになります。
同じかがむ姿勢でも、太い筋肉を使う事で、疲れにくくなると言う事です。

家事の効率UPの裏技を朝日大学准教授 藤野良孝先生が伝授

藤野良孝先生によると、
声の力をうまく活用すれば疲労もなくものを持ち上げたり、
パフォーマンスが上がり、楽に身体を動かす事ができるそうです。

奈良県香之市の幼稚園では、藤野良孝先生のノウハウを使って跳び箱の練習を行っています。

「サーッ」「タン」「パッ」「トン」と声を出して跳び箱を跳んでいるんです。
「サーッ」と声を出しながら助走して「タン」と踏み切り、「パッ」で手をつき、「トン」で着地していました。
このかけ声のおかげで、

  5段跳べる 7段跳べる
導入前 45.4% 23.6%
導入後 69.8% 39.6%

と、跳べる子どもの割合が10%以上UPしたそうです。

こうしたかけ声は、家事にもいかせるそうです!
体験するのは、家事や子育てで最近疲れを感じるという
・鎌田麻里名さん
・河本千明さん
・南波有紗さん
以上の3名の方です。

まず、最初の家事は「大根おろし」です。
食べるのは簡単なんですが、おろすのはれ結構疲れますよね^^;

まずは、3人に普段通り1分間おろしてもらいました。
おろした量の重さを量ると
みなさん130g~170gぐらいでした。

では、魔法のかけ声「サッ」と声を出しながら同じく1分間おろしてもらいました。
声を出す以外は普段通りおろして欲しいと言ってありました。
河本千明さん「1分が短く感じた」と感想。
「サッ」と声を出しておろした結果、170g~290gぐらいおろしていました。
3人のうち2人は100g以上アップしていました。

藤野良孝先生によると、「Sの音」は、頭の中で素早く動かそうという認識がされると言う事でした。

自転車が楽に乗れる魔法の言葉

自転車が楽に乗れる魔法の言葉は「スッ」でした。
無言と「スッ」で同じ時間、自転車を漕いでもらいました。
・鎌田麻里名さん無言:1.2km⇒「スッ」1.42km
・河本千明さん無言:1.14km⇒「スッ」1.5km
・南波有紗さん無言:1.2km⇒「スッ」1.59km
と多い人は約400mアップしました。

藤野良孝先生によると、特に重要なポイントは、小さい「ウ」だそうで、
小さい「ウ」を言うと身体の内側に力を出す事ができるそうです。
「ス」=「su」と「ウ」の母音が入っています。
ですので、「スッ」と声を出して「ウ」の時に踏み込むと自然と力が入り、スピードが増すそうです。

身体が柔らかくなる魔法の言葉

身体が柔らかくなる魔法の言葉それは、「ニャ~」と失礼ですが藤野良孝先生がおねえのような声でしたので笑いました。

藤野良孝先生によると、凶暴な猫よりもかわいい猫の声がいいそうです。だからかな?(笑)
無言と「ニャ~」で前屈を行った結果、
・鎌田麻里名さん無言:41.5cm⇒「ニャ~」45.5cm
・河本千明さん無言:40.5cm⇒「ニャ~」49.5cm:9cmUP!
・南波有紗さん無言:45.5cm⇒「ニャ~」46.5cm
自分でもやってみましたが無言では全く指先もつかず(;.;)「ニャ~」だと軽く指先がつきました^^

2人の魔法の言葉の感想は、
鎌田麻里名さん「音にして耳で聞いて、それで気持ちが変わる、身体が変わると体感できた」
河本千明さん「大根おろしが声で変わるとは思いませんでした。すごい変わりようだった」

今回のゲスト吉田沙保里さんは「もっと早く言ってくれたら、リオの時金取れてたかも(笑)」

他にも窓ふきの時大根おろしと同じように「サッ」「サッ」と声を出して拭くといいそうです。
また自転車で坂道(上り坂)を登る時は、「グッ」「グッ」と声を出して登るといいそうです(恥ずかしいけど^^;)。

重いものを持ち上げるときにかける「よいしょ」は藤野良孝先生によると、
非常に理にかなったかけ声だそうです。
母音の「ア」と「オ」はエネルギーを外側に出す動作に適しているそうです。
例えば、ハンマー投げやホーガン投げの選手が出す声に「アー!」があります。
ためていた力を外側に向かって出すときは「ア」や「オ」の言葉を言うとより力を発揮しやすいそうです。

一方「イ」や「ウ」の言葉は、体の内側に力を入れたい時かける言葉になるそうです。

では「よいしょ」はどうして理にかなっているのでしょうか?
藤野良孝先生によると、「よいしょ」は「よ」と「い」と「しょ」の音の3つで構成されていて
「よ」=「ものを持ち上げるぞ」という心にスイッチ定を入れる役割だそうです。
「い」=腹筋に力が入り、体に1本の軸ができ、それで体がぶれないそうです。
「しょ」=よいしょの「おー」を意識すると力を出し切れるそうです。

「よいしょ」は「どっこいしょ」と同じ効果が得られるそうです。
「よっこいせー」と言う方もいますができるだけ「お」で終わる方がいいそうです。
それなら「よっこいしょういち(古)」はダメでしょうね(笑)

そして「よっこいしょ」を超える最もパワーの出る言葉を藤野良孝先生に書いてもらっていました。
最もパワーの出る言葉はスーッ イヤアアア」だそうです。
でも、初めての言葉ですので、要領を得ないと思うので難しそうですね。

また、世界にも「よいしょ」の言葉がありました。
・ギリシア「エーオップ!」
・イラン「イヤー!」
・エジプト「ヘラホップ!」
・フィンランド「ヒーオップ!」
・フランス「オーイス!」
フランスでは、綱をひっぱたり、山を登ったりするときにも使うそうです。
綱引きの「オーエス!」はフランスの「オーイス!」が語源だそうです。
・フィリピン「アン ビガット!」=「重たい」と意味なんだそう^^
世界にはいろんな「よいしょ」がありますね^^

骨盤の動きで体を楽にする方法を伝授

教えてくれるのは、スポーツトレーナー手塚一志先生です。
手塚一志先生は、プロ野球広島東洋カープのエース大世良大地投手や
元プロ野球広島東洋カープ選手の新井貴浩さんなど数々の一流選手を指導。
新井元選手は、手塚一志先生の指導を受けてから打率がグングンと上がり、2018年度にはセ・リーグ最年長MVPを獲得しています。
また、ボクシング元世界チャンピオンの小國以載(ゆきのり)選手は以前に比べて疲れにくくなったといいます。
小國以載選手「以前は体の変なところに力が入ってバテていたけど、今は体をスムーズに効率よく動かしてすごく楽に動けるようになりました」
と言う事でした。

今回チャレンジする都内に住む大窪みえこさんは疲れやすいためとにかく動く事がイヤだそうで、 洗濯物を干すときは座って干し、1度座ったらできるだけ動きません。
何をしても疲れるので、すごい激しい事はしていないのに“どよっと疲れる”そうです。
早速手塚一志先生の指導の下、まず歩き方をチェックしました。
一見普通にスタスタと歩いているように思いましたが、手塚先生が注目していたのは、骨盤の動きでした。
手塚一志先生によると「完璧に固まっていました」と言う事でした。
大窪さんも思わず「えっ」と声が出ました。どこが固まっていた?
骨盤の中にある仙骨と腸骨の間にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)が固まって動きづらくなるそうです。
仙腸関節:骨盤の骨を繋ぐ関節です。
仙腸関節についてはこちら

仙腸関節を動かすだけで疲れにくくなる!

手塚一志先生によると仙腸関節をうまく動かせると、全身の骨や筋肉が連動してスムーズに動くといいます。
つまり、仙腸関節を動かすだけでわずかな力で全身を動かせるので疲れにくくなるということです。
仙腸関節は、20歳以降徐々に硬くなり、年をとるとどんどん動きが悪くなるそうです。
でも、ツイストの要領で仙腸関節を再びやわらかくすることができるんです!
その名も骨盤ツイストです。

骨盤ツイストのやり方

1.イスの後ろ側に立ち、転倒しないよう背もたれにつかまります。
2.イス側のひざを曲げ、つま先を立てます(かかとはイスに向けます)。
3.2の体勢からつま先もヒザも180度動かします。
ポイント:体の内側外側へ180度動かします。
これを繰り返す事で、仙腸関節がやわらかくなります。
骨盤ツイストは、1日1回左右の足10秒ずつ行います。

慣れてきたら⇒足を浮かせて行うとより効果が得られるそうです。
股関節などに痛みが出る場合は無理をしないでください。
後は、骨盤の動きを全身に連動させるだけです。
それには・・・
スーパーなどに買い物行ったとき、子どもが「やだ~ママお菓子買って~(;.;)」とだだっ子の動きをするんです。
ポイント:上半身の力を抜いてリラックスさせる事です。
この時、腰が横を向くようにふってはいけません。
骨盤を斜め前に突き出すイメージで行い、そこで骨盤ツイストの3のようにつま先もヒザもついてきます。
すると、肩も腰も連動して動きます。

これを応用すると、疲れない歩き方になりますが、とても難しいです。
上半身が気になり、すぐにはできませんでした。
これは昔 ○ーさんが肩で風切って歩くようなイメージです(笑)

呼吸法で疲れにくい身体に!

教えてくれるのはアメリカの名門スタンフォード大学 山田智生先生です。
スタンフォード大学はタイガー・ウッズやジョン・マッケンローなど、
多くのスタープレイヤーを輩出している世界最強のスポーツ大学です。
山田智生先生はそこで選手達を専門にトレーニングを行っています。
山田智生先生の呼吸法は、IAP呼吸法=Intra Abdominal Pressure
この方法を学生達に始めると、「疲れにくくなった」「回復しやすくなった」と
多くの学生達が効果を実感しているそうです。
水泳部では、腰痛の発生件数が、1年で1/7に減少したそうです。
山田智生先生が一時帰国してIAP呼吸法を伝授してくれました。

Q.IAP呼吸法とは?
山田智生先生「息を吐くときも、できるだけ圧を保ったまま、
イメージとしては、お腹が膨らんだまま息を「フー」って吐く」

・息を吸うとき、お腹を膨らませる(腹式呼吸と同じ)
・違うのは、息を吐くときもお腹を膨らせたままなんです。
こうする事でお腹の中の圧力が常に高い状態に⇒脊髄が安定
体の歪みが補正され疲れにくい体になるんだそうです。

IAP呼吸法のやり方

1.イスに座り、腰骨の上のお腹の骨のない部分を手で押さえます。
2.4秒かけて鼻から息を吸います。
ポイント:この時、お腹の膨らみを意識します。
最初は少し膨らんでいる程度でもOKです。
3.吐くときは、6秒かけて鼻からゆっくり息を吐きます。
ポイント:お腹は膨らんだまま

最後に

洗面の時、お尻を後ろに出すというのは、低いキッチンでも使えそうですね。
低いキッチンで長く作業をすると腰が痛くなります。
なぜか賃貸は現在でも昔の平均身長のままのキッチンが多いですよね?
最後までお読みいただきありがとうございました。