【ゲンキの時間】害虫などの間違い応急処置と正しい応急処置のやり方!

健康カプセル!ゲンキの時間 応急処置 害虫 救命

健康カプセル!ゲンキの時間2019年7月14日放送は、夏は、海や山にバーベキューと楽しいこと満載ですが・・・しかし、ケガや害虫など思わぬ事故もそんな時大切なのが応急処置。
ところが現役の救急センターのドクターは警鐘を鳴らします。
俗説や言い伝え、インターネット上の噂など実は間違っている応急処置を信じていませんか?
そこで今回のテーマは「以外と間違っている応急処置」です。
今回のゲンキリサーチャーは、お笑いコンビレギュラーの松本康太さんと西川晃啓さんのお2人です。

間違っている応急処置

蚊に刺されたときの応急処置

蚊に刺されたかゆみを抑える方法

Q.噂や俗説正しいのはどれ!?
害虫防除技術研究所 所長 医学博士 白井良和先生によると、
1.爪でバッテン「△」:かゆみを紛らわすのは一時的な効果はありますが、またかゆみがぶり返します。
⇒感覚の強さ:痛み>かゆみ、とごまかせる。しかし、やめた方がよいとのこと、かゆみ収まるのは一時的なものでかくととびひや感染症の危険が。
Q.蚊に刺されるとなぜかゆい?
蚊が血を吸うときに唾液を入れ、唾液がアレルギー反応を起こしかゆくなります。
2.酢を塗る「×」
3.石けんで洗う「×」
4.温める「×」
⇒末しょうの毛細血管が拡張し、血流が増加してかゆみが増します。
5.冷やす「○」
⇒アレルギー反応の熱を冷ますことでかゆみを抑える効果がありました。
大切なのはかゆみを抑えてかかないことです。すぐかくとかゆみが長引く恐れがあります。
ですので、夏のアウトドアではかゆみ止めを忘れずに!
Q.足のニオイがキツイとかに刺されやすい?
蚊はニオイ成分のイソ吉草酸を好むそうです。

ハチに刺されたときの応急処置

東京都町田市 玉川大学 教授 農学博士 小野正人先生によると、
人を刺すハチは、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなど、
特に7月に入るとハチの動きが活発になり、巣を守るために攻撃性が増すといわれています。
そのため夏になるとハチに襲われる事故が多発。毎年20人前後が亡くなる (厚生労働省) ほど恐ろしい威力を示しているんです。

ハチに刺されたときの応急処置
1.オシッコをかける「×」過去の間違った知識
尿(アンモニア):アルカリ性×ハチ毒(ギ酸):酸性=中和
人間のオシッコのほとんどが尿素でハチの毒にはギ酸は入っていません。

2.口で毒を吸い出す「×」
もし、口の中に虫歯やキズがあったら・・・?
ハチの毒には、痛み・かゆみ・じんましん・吐き気・腫れなどを起こす様々な化学物質がブレンドされており、毒のカクテルと呼ばれています。
そのため、口で吸い出す行為は絶対にやめてください!
毒を出すときは手で毒を絞り出し、水道水やミネラルウォーターで洗い流ようにしましょう。
また、ポイズンリムーバーという毒を吸い出す道具もあります。
ハチ以外の害虫や蛇に噛まれたときにも効果を発揮します。
レジャーのお供に是非持参してください。
3.針を抜く「△」
三角の理由は、スズメバチ・アシナガバチ(残らない)とミツバチ(残る)と残らないとハチと残るハチがいるからです。
針が残った場合は、すぐに抜きましょう。

ハチに刺されないための予防

小野正人先生「1匹でもハチがまとわりつくように飛んだら要注意です」⇒攻撃一歩手前
Q.スズメバチに遭遇どう逃げる?
正解は、しゃがんでゆっくり後ずさりして5~10mほど下がってください。
ちなみに手で払うなど素早い動きには攻撃してくることもあり、走って逃げるのもNGです。
スズメバチは対応を間違うと命に関わりますので、遭遇したらくれぐれも慎重に対応してください。

害虫以外の応急処置

日本赤十字社医療センター 救急科 山下智幸先生が害虫以外の応急処置を教えてくれました。
山下智幸先生は、救命救急センター勤務の現役救命医で救命のエキスパートです。
Q.多くの人が勘違いしている応急処置はありますか?
×間違った応急処置
止血するためにタオルなどで腕や脚を縛ることは絶対に行わない。
山下智幸先生「医療行為としては正しいですが、知識や訓練が必要です」
○キズの正しい応急処置
傷口を手や指で挟むように圧迫します。
Q.この場合注意する点は?
山下智幸先生は、休みの日も使い捨ての手袋を持ち歩いているそうです。
*救助者自身の安全のため
感染予防のため、血液に直接触れないようにすることが大切です。
●手袋がなければ、コンビニなどのレジ袋でも可能です。
後は、傷口を水道水やミネラルウォーターで洗って清潔にします。

AED救命率:使わない場合と比べて救命率は約6倍に上昇します。

※AEDの講習会が日本赤十字社や消防署などで実施されていますので、是非受講してください。

AEDが身近にある場所の確認をしておきましょう。
【主治医が見つかる診療所】恐ろしい突然死の予防法と対処法!

最後に

蚊やハチに刺されたときの応急処置の間違った言い伝え(爪でバッテンやオシッコをかける)はよく聞きました(笑)
昔子どもの頃ミツバチ刺されてアロエを塗ってもらった経験がありました。
特になにもなかったので、アロエも良いのかなと思っていました^^
最後までお読みいただきありがとうございました。

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