【チョイス】反復誤嚥下テストと予防トレーニングのやり方を戸原玄さんが紹介!

反復誤嚥下テストと予防トレーニング
2021年2月20日放送のチョイス@病気になったときは「知っておきたい 誤えん性肺炎の徹底予防」で反復誤嚥下えんげテストと予防トレーニングについて紹介されました!
教えてくれたのは東京医科歯科大学教授の戸原玄さんです。

反復誤嚥下テスト

嚥下の衰えで食べ物が気管の方に入ってしまう誤嚥を予防するために、
自分で嚥下の衰えに気づく簡単な方法を戸原玄さんがおしえてくれました。
嚥下とは:口の中で咀しゃくした食事を飲みこみやすい大きさに取りまとめ喉の奥へ飲みこみ、食道から胃へ送り込むこと。

反復誤嚥下テストの効果の理由

反復誤嚥下テストのやり方

30秒間で何回唾液を飲み込めるかをチェックします。

1)指で喉仏を触ります。
POINT:声を出して振動する場所が喉仏です。
POINT:つばを飲み込んでみれば確認できます。

2)喉仏に指を置いて動いたら飲み込んだと数えます。
3)30秒で3回以上が正常です。

Q. 2回以下は病院へ行った方が良い?

2回以下+食事の時よくむせる…。
⇒歯科・耳鼻咽喉科・リハビリ科へ。
まずはかかりつけ医に相談してください。

Q.誤嚥性肺炎の典型的な症状は?

1.せき
2.発熱
3.たんが増える
4.息苦しい
5.悪寒
6.全身倦怠感
風邪の症状に煮ていますが…。
風邪:鼻・のどの炎症
症状=くしゃみ・せき・鼻づまり・のどの痛みなど
誤嚥性肺炎(肺の炎症):全身的な症状が出やすい⇒高熱・たん・息苦しさ(酸素が取り込めないような)

誤嚥性肺炎の見逃しがちな症状

1.食欲がない
2.元気がない
3.ぼんやりしている

誤嚥性肺炎を疑うとき

・いつもと様子が違う
・ぐったりしている

誤嚥性肺炎の予防

1.口の中をきれいに保つ
2.口やのどの機能を保つ

口開けトレーニング(舌骨上筋を鍛える)のやり方

・10秒間大きく口を空けます。
POINT:声を出しながら行うとさらに効果的です。
※1日5~6回行います。

息を強く吹くトレーニングのやり方

1)ストローから息を拭いてビニール手袋を膨らませます。
POINT:呼吸が乱れやすい・浅い⇒誤嚥しやすい
POINT:なので深い呼吸ができるようにトレーニングします。

息を強く吹くトレーニングの材料

・紙コップ
・ビニール手袋
・ストロー

息を強く吹くトレーニングの作り方

1)紙コップの上にビニール手袋を被せて輪ゴムなどで留めます。
2)紙コップの側面にストローを刺してテープなどで空気が漏れないよう留めます。
3.体力を保つ

まとめ

食事中にむせる方はテストやトレーニングをお試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。