2021年2月3日放送のあさイチは痛みや不調をラクに!”座り方”大研究でふくらはぎのむくみ解消ストレッチのやり方について紹介されました!
教えてくれたのは臨床内科医・正木クリニック院長の正木初美先生です。
目次
座り方大研究
悪い座り方による体の不調の理由
教えてくれたのは北里大学病院・北里大学大学院教授整形外科医の高平尚伸先生です。
<h4猫背
・重い頭がグ~ッと前に行ってしまいます。
首の後ろの筋肉で頭を釣り上げて働いているので猫背が続くと疲れてくるため、首の痛み・肩こりが起きやすくなります。
足組み
・上げている方の脚は楽ですが、骨盤をひねることで股関節の痛み・腰痛を起こす恐れがあります。
そっくり返り
腰に大きな隙間ができて椎間板ヘルニアのリスクが最も高い座り方だそうです。
反り腰
この座り方は比較的女性に多い座り方だでいい姿勢に見られがちですが、骨盤が前に倒れて腰に負担がかかり腰痛が起きやすいそうです。
イスの座り方
簡単!3つのポイント
ポイント①:足の裏を床にしっかりつけます。
ポイント②:膝関節と股関節の角度は90度。
ポイント③:耳の穴・肩・股関節を一直線に。
タオルをちょい足し理想の座り方をサポート
1)椅子の場合:自分に合うようにバスタオルを折りたたみ、座面の後ろ側においてお尻を半分ほどのせて座ります。
POINT:骨盤が立つようにサポートしてくれます。
床に座る場合
2)座椅子:自分に合うようにバスタオルを折りたたみ(クッションでも可)、お尻の端に敷きます。
POINT:座椅子だと骨盤が後ろに倒れがちになります。
3)正座:ほとんどの方がいい座り方と思っているようですが、背骨にはいいですが、膝関節に負担がかかり血流障害が起こりやすくなります。
4)割座(足を開いてお尻がつく座り方):股関節に大きな負担
5)横座り(足を横に出す座り方):上記に比べて楽ですが骨盤が傾き、骨盤が曲がって腰痛が起きやすくなります。
6)長座(足を前に伸ばす座り方):脚への負担は楽ですが、骨盤を立てるのは非常につらい座り方です。
※楽な姿勢を取ろうとすると骨盤が後ろに倒れて背骨は猫背になるそうです。
7)あぐら:猫背になりやすい座り方だそうです。
高平尚伸先生によると、床に座る場合は30分に1回ぐらいは立ち上がるのがいいそうです。
あぐら+タオルちょい足し
8)自分に合うようにバスタオルを折りたたみ、骨盤が立つようにお尻に敷いてあぐらをかきます。
誤嚥を防ぐ座り方
誤嚥:食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと。
食事中にうまく呑み込めず、むせることがあるという人は40代から増えるそうです。
座り方が悪いと飲むときの条件がいくつか悪くなるそうです。
飲み込む力は座り方とかかわりがあり、一番危険な座り方が”猫背”だそうです。
上記のように猫背だと首の筋肉が突っ張り、喉ぼとけが動きづらくなるそうです。
呼吸も浅くなり、嚥下と呼吸は協調運動になるので、呼吸が浅いとうまく呑み込めなくなるそうです。
食事前にたった10秒誤嚥予防ストレッチシルベスター法のやり方
1)腕を組み、頭を超えるくらいまで息を吸いながら3秒でもち上げます。
2)息を吐きながら3秒で下ろします。
※痛みを感じた場合は中止してください。
※猫背の方は肋骨の間にある筋肉”肋間筋”が縮こまっているので、ストレッチで伸ばすことにより飲み込む力を改善します。
また、骨盤も立ちやすくなります。
ふくらはぎのむくみ解消ストレッチ
教えてくれたのは臨床内科医・正木クリニック院長の正木初美先生です。
正木初美先生によると、座る時間が長くなり、運動不足でむくみを訴える方が多くなったそうです。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、血液を心臓に送るポンプの役割を担っていますが座りすぎや運動不足でポンプ機能が衰えて心臓に送れなくなり、
血管から水分が抜けだして脚にたまるのが”むくみ”の正体だそうです。
日本大学高橋悟先生によると、いろいろな論文の研究結果を見るとむくみが夜間頻尿のおしっこの量を増やす現象と密接に関係していることが分かったそうです。
夜、この状態で横になると、重力の影響を受けなくなったことで水分が血管に戻ります。
そして、増えた血液を減らすために、どんどんおしっこが作り出されてしまうそうです。⇒夜間頻尿。
夜間頻尿:就寝後1回以上トイレに起きること。
夜間頻尿により、眠りが浅くなって日中の眠気、うつの原因になったりするそうです。
ある調査によると、40代女性の4割が夜間頻尿だそうです。
日本大学高橋悟先生によると、むくみを改善すると、夜間頻尿が改善する可能性も十分あるそうです。
夜間頻尿診療ガイドラインによると、治療方法として”弾性ストッキング”の使用、夕方の下肢の挙上などがあるそうです。
座ったままできるむくみ解消ストレッチのやり方
1)背筋をまっすぐ伸ばし、浅めにいすに座ります。
2)足の位置は足首がひざの下にくるように90度にします。
3)ふくらはぎを意識しながら、ゆっくりとかかとを限界まで上げ、ゆっくり下ろします。
4)座る時間が長く続いているとき、30分に1度10回を目安に行います。
5)症状がひどい場合は、20~30回おこなっても構いません。
※痛みを感じた場合は中止してください。
まとめ
むくみでお悩みの方は座り方を改善してストレッチをお試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。