【ゲンキの時間】味覚障害の原因と味覚チェックのやり方を生井明浩先生が紹介!

味覚障害
2020年10月11日放送の健康カプセルゲンキの時間は味覚障害の原因と味覚チェックのやり方について紹介されました!
教えてくれたのはのはくらく耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック院長医学博士の生井明浩先生です。

味覚障害

味を感じているのは舌にある”味蕾みらい”。味蕾で味を感知すると、その情報が神経を通り脳に送られるため味を感じます。
生井明浩先生によると、味蕾には基本の味とされる甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の5つ全てを感じる細胞が存在しているそうです。
昔、それぞれ別のところで感じていると言われていましたよね。それはウソだそうです。

味覚異常・味覚障害とは?

そんな味蕾の機能低下は健康にも悪影響を及ぼすそうです。
生井明浩先生によると、どんどん調味料を増やしたり、濃い味付けにして塩や砂糖を摂りすぎると生活習慣病のリスクにつながってしまう事もあります。
味覚異常になる人は50歳以降に多く、中高年の方は特に注意が必要です。

味覚障害の原因

1)亜鉛不足
亜鉛とは:身体の新陳代謝に欠かせない必須ミネラルのこと。
亜鉛は味蕾の新陳代謝や味を感知する時に使われます。
亜鉛が不足すると味蕾の機能が低下し、味覚障害を引き起こしてしまいます。
生井明浩先生によると、味覚障害の7割は亜鉛不足が関係しているそうです。
亜鉛は体内で作る事ができない成分で食事から摂取するしかありません。
そのため偏った食生活を長く続けていると亜鉛不足に陥りやすくなります。
生井明浩先生によると、日本人は全世代で不足しているそうなので誰もが味覚障害を起こす可能性があるそうです。

亜鉛を多く含む食品

肉類:牛肉・レバー
乳製品:チーズ
魚介類:牡蠣・カニ・ウナギ
海藻類:ワカメ・ひじき・海苔
その他:ゴマ
これらはよく食べられている食品だと思いますが・・・、
生井明浩先生によると、現代人は寝不足や過労によってストレスを抱えている人が多いので・・・、ストレスは多くの亜鉛を消費するそうです。

唾液を出す

ガムを噛んで唾液を出す癖をつけると加齢による味覚の低下を防ぐそうです。
唾液:味物質は唾液に溶けることで味蕾全体に伝わるそうです。
なので唾液が減ると、味蕾が使われなくなるため、機能が低下し減少してしまうそうです。
2)加齢
・味蕾の数は、加齢によって減少していき、70歳以上になると乳幼児と比べて半分以下になったというデータもあるそうです。
生井明浩先生によると、料理の味が物足りなく感じたり、下味が付いているのに調味料をかけすぎたりするのは、加齢によって味蕾の数が減少していると考えられるそうです。
3)辛い物の食べ過ぎ
・辛味は基本の味とされる5つの中には入っていなく、知覚神経が辛さの刺激を痛みとして感知するそうです。⇒それを人は辛いと表現しているそうです。
・辛い物:味蕾やその周囲の細胞の機能を阻害するので味覚の感度が悪くなるというデータがあるそうです。
ちなみに辛いものを食べる時はこまめな水分補給をし、口の中に辛み成分を長く滞在させないようにすると良いそうです。

4)舌を歯ブラシで磨く
味蕾は繊細なため、舌を歯ブラシなどでゴシゴシこすると味蕾の機能に障害を受けるそうです。
舌はある程度ザラザラしている方が健康の証なんだそうです。

味覚障害の主な症状

1)味覚減退・味覚消失
・味覚減退:味を感じにくい。
・味覚消失:全く味を感じない。
2)自発性異常味覚
・口の中に何も入っていないのに味(苦味)を感じる。
3)解離性味覚障害
・5つの基本味の中で特定の味だけ分からない。
例:チゴケーキを食べて甘さだけを感じない など。
4)異味症
・本来と異なる味を感じる。
例:甘いはずのケーキが苦い など。
5)悪味症
・何を食べても嫌な味がする。
味覚障害は治るまでに長い期間が必要で、異常を感じてから6か月を過ぎると治りにくくなるというデータもあるそうです。

味覚障害の改善

バランスの取れた食事が必要ですので家族のサポートが大事です。

亜鉛を多く含む食品

肉類:牛肉・レバー
乳製品:チーズ
魚介類:牡蠣・カニ・ウナギ
海藻類:ワカメ・ひじき・海苔
その他:ゴマ
これらはよく食べられている食品だと思いますが・・・、
生井明浩先生によると、現代人は寝不足や過労によってストレスを抱えている人が多いので・・・、ストレスは多くの亜鉛を消費するそうです。

唾液を出す

ガムを噛んで唾液を出す癖をつけると加齢による味覚の低下を防ぐそうです。
唾液:味物質は唾液に溶けることで味蕾全体に伝わるそうです。
なので唾液が減ると、味蕾が使われなくなるため、機能が低下し減少してしまうそうです。

自宅で簡単!味覚チェックのやり方

用意する物

・水:100ml
・砂糖:1g
1)水に砂糖を混ぜます。
2)ティースプーン1杯分を口に含みます。
※砂糖の甘味が感じられれば味覚に問題はありません。

まとめ

私は味は正常に感じられていると思っていますが、中高年に入っているので気をつけたいと思います。
味覚異常は早い段階では気づきにくいそうなので気になる方は早めに最寄りの耳鼻咽喉科で相談を!
最後までお読みいただきありがとうございました。